ki.JPG (26k)

ケンイシイ/Ken Ishi

世界的にジャパニーズ・テクノを代表するアーティストとしてはケンイシイをおいて 他にいないだろう。彼はオランダのESPから「ライジング・サン」で93年春にデヴュー 。デトロイト・テクノを独自のニュアンスで表現したこの作品は当時のテクノ・シーン に大きな波紋を投げかけた。その直後、R&Sから2枚組みEP「ガーデン・オン・ザ・パーム」をリリース。今まで誰も体験したことの無い完全にオリジナルなこの実験的インテリジェント作品は各界で大反響を呼び、彼は一気に世界へとはばたくなることになる。 その後、カナダのリッチー・ホーティンのレーベル「プラス8」からUTU名義でシングルをリリース。このころから海外のテクノ・チャートでも軒並みチャート・インするようになる。さらに、R&Sから不屈の名作とも言われる「プネウマ」をリリース。この作品 によってケンイシイは完全に独自のサウンドを作りあげたといっても過言ではないだろう。続くシングル「タングルド・ノーツ」ではハードな実験作品を展開。同時に電気グルーヴのリミックスを手がけるなどリミキサーとしての手腕も発揮している。そして、世界を震感させた大ヒット作「エクストラ」をR&Sからリリース。アニメーションを駆使したプロモーション・ヴィデオも大きな話題を呼んだ。同作を含むアルバム「ジェリー・トーンズ」は95年を代表するテクノ・アルバムとなった。96年、97年とレインボー2000に出演するほか、ヨーロッパにおいて6カ月にわたる大規模なツアーを敢行。97年冬には新作が発表される予定だ。

Discography

close.GIF (350bytes)