1934年10月17日、ジャマイカ、キングストン生まれのトロムボーン奏者。 オレスカバンドが生まれるずーっと昔、1940年代、日本から遠く離れたジャマイカで、10代の頃から音楽学校「アルファ・ボーイズ・スクール」に学んだ彼は、1950年代後期、ジャマイカでスカ・ミュージックが誕生した頃、スタジオ・ワン・レーベルのコクソン・ドッド、トレジャー・アイル・レーベルのデューク・リード、ランディーズ・レーベルのヴィンセント・チン、そしてプリンス・バスターといった当時のトップ・プロデューサーの元で数多くのセッションに参加し、また彼自身のリーダー作でも沢山の名演奏を残している。 61年、イギリスに移住した彼は、60年代、70年代を通して、イギリスに於ても、ジャマイカ、そしてUKのアーティスト達のセッションに精力的に参加、数々の名曲に携わっている。 76年、ジャマイカに戻ってレコーディングし、UKの大手レーベル、アイランド・レコードからリリースされたアルバム"Man From Wareika"は高く評価され、世界的にRICOを知らしめる名盤となった。(このアルバムはアメリカではジャズの名門レーベル、ブルー・ノートからジャマイカのジャズとして紹介されリリースされている。最近、リイシューされたが、それまでは高値で取引される人気盤であった。) 80年代に入り、UKで起きたパンク・ムーブメントから派生した新しいスカ・ミュージック、2トーン・スカ(2-Tone) の代表グループであり、オレスカバンドも大変にリスペクトしているTHE SPECIALSと親交を深め、彼等のレコーディングに参加。 RICO自身もこのTHE SPECIALSのレーベル"2-Tone"から2枚のアルバムをリリース。80年代後半、一時活動を休止していたが、その後は自身のバンドを率い地道に活動を続けている。オレスカバンドも参加した、FUJI ROCK FESTIVAL 06'への出演を含めライヴやレコーディングのため幾度も来日しており大の親日家でもある。 また、親交の深い元MUTE BEATこだま和文やリトル・テンポ、さらに盟友現ジャングル・ルーツ・バンドkuuboらとの共演を含め、日本には彼を信奉するファンが無数に存在している、おんとし72歳のスンゴイ!!!トロムボーン・プレーヤーなのだ!!! |
デビューの直前のオレスカバンドにとって、夢みたいな出来事を実現するキッカケとなったのがこのトリビュート・セッション・アルバム『JAPA-RICO〜RICO RODRIGUEZ MEETS JAPAN』(AICL-1753)!!!
オレスカバンド以外にも、東京スカパラダイスオーケストラ、THE ZOOT16、KODAMA & THE DUB STATION、THE MICETEETH、TUCKER+AFRA&INCREDIBLE BEATBOX BAND、川上つよしと彼のムードメイカーズ、スカイメイツ、COOL WISE MEN、SCOOBIE DO、DUBSENSEMANIA、JUNGLE ROOTS BANDといった豪華な日本人アーティスト達がRICOと共演すべく大集結したこのアルバムで、オレスカバンドはRICOも参加していたTHE SPECIALSの「MONKEY MAN」をカヴァー♪
この「MONKEY MAN」のオレスカバンドのカヴァーは、『JAPA-RICO〜・・・』(AICL-1753)に収録されているヴァージョンと、オレスカバンドのデビュー・ミニ・アルバム『俺』に収録されているヴァージョンと2種類あることをご存知ですか? タイトルも違うんですよ、『JAPA-RICO〜・・・』(AICL-1753)に収録されているのは「MONKEY MAN」。『俺』に収録されているのは「MONKEY MAN(MONKEY monkey MAN)」なのです。
これは、『JAPA-RICO〜・・・』(AICL-1753)用の「MONKEY MAN」のアレンジをオレスカバンドみんなで考えていた時のこと…いつもの様に「ああでもない」「こうでもない」と作っていたら、なんと2ヴァージョン完成してしまったそうで。
2ヴァージョンどちらの出来もイイ♪でも『JAPA-RICO〜・・・』(AICL-1753)に収録することができるのは1曲…。選べない…。という幸せな偶然から実現した事なんです♪
聞き比べても楽しめる。そんな1曲になりました。
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会場に着き、自分達が立つステージを見たりとオレスカバンドは大いに胸をふくらませていたのでした。
そんな中、もう一つとても楽しみにしている事がありました。実はRICOもFUJI ROCKFESTIVALに来ると知っていたのです。
2日目の夜、RICOが登場するステージの観客エリアでRICOの登場を待つたえさんが…。会場は超満員!!ステージにRICO登場!!
盛り上がる観客!!たえさんも大感動☆72歳とは思えないパワフルなステージに驚いたのでした。本番終了後、楽屋へ!
「RICOさん、覚えているかな?」たえさんドキドキ。「ハローRICO…」と、おそるおそる話しかけると、満面の笑みで答えてくれたRICO☆
もちろん覚えていてくれました♪
RICOが行くところにオレスカあり、オレスカ行くところにRICOあり。何か不思議なご縁を感じ始めた夏だったのでした。
「そういえばRICOさん元気にしてはるかな〜?」、年賀状やクリスマスカードが気になり始めてメンバーもそんな事を思い始めた11月末。
ついにステキな再会チャンスがやってきました。トリビュート・セッション・アルバム『JAPA-RICO〜RICO RODRIGUEZ MEETS JAPAN』に出演したアーティスト達と一緒に共演すべく、『RICO RODRIGUEZ meets JAPAN “JAPARICO TOUR 2006”』としてRICOがツアー来日を果たしたのです☆
東京・大阪の2ヶ所で開かれたこのツアー。
大阪でのライブにオレスカバンドも参加させていただくことができたんです♪
まずは、11月21日、FM802の人気番組「SONIC STYLE」のRICO生ゲスト出演にオレスカバンド18歳チーム(たえさん、もりこ、とみ、リーダー)もお供させていただくことに。FUJIROCKぶりに会ったRICOは、緑色のオレスカバンドスタッフTシャツを着てくれていたそうです。言葉は通じないのだけれど、そんなのお構いなしに話しかけてくれるRICOの気持ちがサイコーに嬉しい、ステキな時間を過ごしました。
メンバーのblog“俺ノート”で24日に、たえさんも書いています:
「22日は最初は『大人なイベント』ってイメージがあったんですけど、年齢は関係ないな。RICOさんがFM802で言ってた『自分が音楽の一部みたいだ』って言葉がこの日はずっと離れませんでした。全員でセッションできてほんまに嬉しかった!!素敵な夜でした。」
日は変わって11月22日、大阪・心斎橋club QUATTRO。写真を見てください!楽しそうでしょ?ライブの最後には参加者全員集まってのセッション♪スカダンスして、ソロやったりして♪盛り上がりました〜♪
出会うべくして出会ったRICOとオレスカバンド。 出会い・再会・共演と今後も楽しみな関係です。 最後にオレスカバンドは愛するRICOさんに手紙を書き、 RICOさんからお返事をいただきました。 |