制作スタッフインタビュー
脚本家座談会

脚本家お二人のプロフィールから入らせてください。まずは脚本家となったきっかけから…。
根元
子供の頃から映画が好きでかつては映画監督になりたかったんです。大阪芸術大学の映像学科というところに行ってまして、そこに在学中に転向したというかシナリオライターを目指し始めました。スタジオ・オックスの石平さん(「キカイダー01 THE ANIMATION」ラインプロデューサー)とは昔からの知り合いで、彼の紹介でオックスのゲームの仕事に参加し始めました。今回参加することになったのもその流れです。
こんな作品が得意だ!とか、こんな作品を書きたい!でもいいんですけど、そういった傾向はありますか?
根元
ヒーローものというか活劇にはすごく興味があります。黒澤明監督や岡本喜八監督の映画のような、ああいう骨太の一直線な娯楽作は作りたいなあと思っていて、だから今回の「01」の話が来たときは『やった!』という感じで嬉しかったです。
では大西さんにも同じ質問を…。脚本家になったきっかけは?
大西
長く生きているので話せば長いのですが(笑)。私も子供の頃から特撮映画が好きで、映画監督を目指してました。それで最初は助監督の職についたんですけど、食えないやら仕事はキツイやらで挫折しまして。それからビデオ編集をやったり専門学校の講師をやったりしながら4年位前に「ウルトラマンティガ」で脚本家としてデビューしました。講師の仕事は数ヶ月前まで平行してやってましたから、脚本家のプロパーとしてやり始めたのはまだ最近です。アニメは前作の「人造人間キカイダー THE ANIMATION」が初めてになります。最近気づいたんですが、私暗いんですよ、書くものが(笑)。だから前作の「キカイダー」は向いてましたね。楽しく暗い話を書かせていただきました。
こんな作品をやりたい!というのは?
大西
やっぱり暗い話を(笑)。
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