世界有数のシンガー達が久保田利伸の名曲を歌うトリビュート集「The World Sings KUBOTA」を手にして胸がときめくリスナーは私だけではないだろう。1曲1曲を聴き込んでいくたびに、参加アーティストたちの久保田の曲への愛情とリスペクトが伝わってくる本作は、熱心な久保田ファンにとっても、いい曲を聴きたいと願う音楽ファンにとっても、そして久保田本人にとっても、永遠に残る貴重なアルバムとなる筈だ。
カリフォルニア州出身のラテン系(キューバ系)シンガー・ソングライター/プロデューサー。1990年に米ビルボードHot100チャートでナンバーワン・ヒットとなった永遠のバラッド“Because I Love You(The Postman Song)”はあまりにも有名。80年代後期からラテン・フリースタイル(ラテンのヒップホップ)やマイアミ・ダンスミュージック・シーンに影響を与えていたミュージシャンで、98年にはベスト盤が発売されている。近年はダンス・ヒット“Spring Love('88)”のリメイク盤を発表したり、ダンスやヒップホップ系のライブに出演。最新作はデジタル配信による“Running For Miles”。
米サウスカロライナ州出身。1976年にセルフ・タイトル・アルバムでデビュー。ソフトなバラッドがピッタリの美声の持ち主で、特にデュエット・チューンで多くの代表作を残している。ロバータ・フラックとの“Tonight I Celebrate My Love('83)”ディズニー・アニメの主題歌でもあるセリーヌ・ディオンとの“Beauty and The Beast('91)”レジーナ・ベルとの“A Whole New World('92)”などが有名だが、ソロでは“Can You Stop The Rain('91)”などの代表作を持つ。最新アルバムは2007年の「Missing You」。
ジャマイカ出身。1995年にアルバム「タファー・ザン・ラヴ」でデビュー。シングル・カットされたレゲエ〜R&Bテイストの“Shy Guy”がウィル・スミス主演映画「Bad Boys」のサントラでもフィーチャーされて大ヒット。96年には日本のレゲエ・アーティスト、ナーキとのコラボレーション作“I'll Do It”が話題に。近年はインド風のサウンドを取り入れたダンスホール・トラック“Yu Dun Kno('06)”も発表しており(彼女の母親はインド系ジャマイカ人)、レゲエ/ワールド・マーケットで活躍中。
ニューヨーク、ハーレム出身。3歳のときにダイナ・ワシントンに連れられ、アポロ・シアターのステージに立つ。5歳で
<RCA>
と契約、9歳のときにはクインシー・ジョーンズのツアーに参加した天性のシンガーで、その後もクインシー作品との関わりは深く、1981年にクインシーが設立したレーベル
<Qwest>
にも最初の専属アーティストとして移籍。89年には名門
<GRP>
に迎えられ、ジャズ作品を多く発表している。R&B/ポップではジェイムス・イングラムとのデュエット“Baby Come To Me('83)”が有名。最新作「Avant Gershwin」で今年初のグラミー賞を受賞した。53年のキャリアを誇り、人気、実力共に不動の地位を築くブラック・ミュージックの重鎮。
オーセンティックなアーティストとして敬愛を受ける才人、スピーチを中心としたスピリチュアル&オーガニックなヒップホップ・グループ。1992年に「3 Years 5 Months And 2 Days In The Life Of/テネシー(遠い記憶)でデビュー。“Tennessee”“People Everyday”などの代表作を生み、700万枚を超えるセールスでグラミー賞の新人賞を受賞。94年にセカンド・アルバム「Zingalamaduni」を発表後、一度96年に解散したが、2000年に再結成。最新作「Since The Last Time」が06年にリリースされている。