フィル・スペクター・プレゼンツ フィレス・アルバム・コレクション Phil Spector Presents The Philles Album Collection [7CD BOX]

“The Wall of Sound”の完成期ともいえる1962年から64年に、フィル・スペクターのプロデュースによりレコーディングされたアルバム6作品が世界初CD化!!

今作は、“The Wall of Sound”の完成期ともいえる1962年から64年に、フィル・スペクターのプロデュースによりレコーディングされたフィレス・レコードのオリジナル・アルバム6作品を初めてCD化したもの。当時全米TOP20入りしたシングルが8曲含まれるなどヒット曲を含み、各アルバムには“ウォール・オブ・サウンド”が表現した世界をそのまま、オリジナルのモノ音源から最新リマスターを施し、当時のLPジャケットを紙ジャケット仕様で再現し、豪華コレクター・ボックスに収録。またボーナス・ディスクとして文字通り入手困難なフィレスでのオリジナル・シングルのBサイド集も封入。当時のフィル・スペクター・サウンドの歴史を詳細に解説したブックレット(英文/対訳)付き。ちなみに本作に収められたフィレスのオリジナル・アルバムは、一度もオリジナルの形で再発されたことがないこともあり、LPは今なお超高値で取引されている。中には中古盤市場で数百ドルが付けられているものもあり、過去に一度もベスト盤などに収められていない曲も多数含まれることから、フィル・スペクター・ファンのみならず、アメリカン・ポップス・ファン垂涎の貴重なアルバムばかりだ。なおDISC-7に収録の「Dr. Kaplan's Office」は、音楽番組「GO! GO! NIAGARA」(ラジオ関東(現ラジオ日本)〜TBSラジオ)のテーマとしても有名である。

フィル・スペクター・プレゼンツ フィレス・レコード・アルバム・コレクション Phil Spector Presents The Philles Album Collection [7CD BOX]

<商品のポイント>

  • オリジナル・モノ音源からの最新リマスタリング
  • ボーナス・ディスク(Disc-7)として文字通り入手困難なシングルB面曲を収録
  • 当時のフィル・スペクター・サウンドの歴史を詳細に解説した36Pカラー・ブックレット
  • 豪華コレクター・ボックスに収納

日本盤のポイント(輸入盤とここが違う!!)

1)実物のオリジナルLPを検証し、日本で忠実に紙ジャケットに復刻

2)高品質Blu-spec CD採用

3)日本盤ブックレット付

  • 土橋一夫氏による書下ろし解説
  • 貴重な英文ライナーの完全翻訳を掲載
  • オリジナルLPライナー翻訳を掲載
  • 全曲の歌詞、対訳を掲載
  • 60年代当時、実際に日本での制作やライナーなどに関わった亀渕昭信氏と朝妻一郎氏による特別対談を掲載
  • ロネッツ初の日本盤アルバム(1965年)に掲載されていた亀渕昭信氏のライナーを完全復刻掲載。
  • フィレス・レコード・ディスコグラフィ掲載

4)3大特典

  • BOX収録の6タイトルのジャケットをデザインしたフォト・カード6種類封入
  • 60年代にリリースされた貴重な日本盤シングル・ジャケット復刻3種類(ロネッツ、クリスタルズ、ダーレン・ラヴ)封入
  • “フィレス・レコード・ロゴ”&“BACK TO MONO”のステッカー封入
[Disc-1] ツイスト・アップタウン / ザ・クリスタルズ(1962)
[Disc-2] ヒーズ・ア・レベル / ザ・クリスタルズ(1963)
[Disc-3] ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー / ボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズ(1963)
[Disc-4] ザ・クリスタルズ・シング・ザ・グレイテスト・ヒッツ、ボリューム1 / ザ・クリスタルズ(1963)
[Disc-5] フィレス・レコードズ・プレゼンツ・トゥデイズ・ヒッツ / ヴァリアス・アーティスツ(1963)
[Disc-6] プレゼンティング・ザ・ファビュラス・ロネッツ・フィーチャリング・ヴェロニカ / ザ・ロネッツ(1964)
[Disc-7] <Bonus Disc> フィルズ・フリップサイズ / ザ・フィル・スペクター・ウォール・オブ・サウンド・オーケストラ

詳細はコチラ

2011/12/21 In Stores

フィル・スペクター・プロデュース音源の新編集ベスト盤4タイトル

各¥2,000 (税込)/ オリジナル・マスター・テープからの最新リマスタリング / 高品質Blu-spec CD /
特別寄稿、日本盤書下ろし解説、英文ライナー(翻訳付)、歌詞・対訳付

  • 今回リリースする4枚は、主に1960年代前半から中盤にかけて彼のレーベルであるフィレス・レコードからリリースされた楽曲を中心にセレクトされたベスト盤。
  • 日本盤として流通しているフィレス・レコード時代のカタログは、近年はクリスマス・アルバムを除いては他になく、まさに待望のリリースとなる。

ウォール・オブ・サウンド 〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・フィル・スペクター 1961-1966 Wall Of Sound : The Very Best Of Phil Spector 1961-1966

ウォール・オブ・サウンド 〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・フィル・スペクター 1961-1966 Wall Of Sound : The Very Best Of Phil Spector 1961-1966

60〜70年代を代表する名プロデューサー、フィル・スペクターが1961年から1966年までのフィレス・レコード時代に手がけた代表作を網羅した待望のベスト盤。

SICP20310 [MONO/STEREO]

  • 特別寄稿:朝妻一郎
  • 英文ライナー:ジム・ベスマン
  • 解説:土橋一夫

詳細はコチラ

ビー・マイ・ベイビー 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ロネッツ Be My baby : The Very Best Of The Ronettes

ビー・マイ・ベイビー 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ロネッツ Be My baby : The Very Best Of The Ronettes

フィル・スペクターの代表作である名曲「ビー・マイ・ベイビー」を含む、ロネッツのヒット曲満載のベスト盤。「アイ・キャン・ヒア・ミュージック」(後にビーチ・ボーイズもカヴァー)は今回初CD収録。

SICP20312 [MONO]

  • 特別寄稿:木崎義二
  • 英文ライナー:レニー・ケイ
  • 解説:上柴とおる

詳細はコチラ

 

ダ・ドゥ・ロン・ロン 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・クリスタルズ Da Doo Ron Ron : The Very Best Of The Crystals

ダ・ドゥ・ロン・ロン 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・クリスタルズ Da Doo Ron Ron : The Very Best Of The Crystals

フィレス・レコードにとって初のシングル・チャートで全米1位(「ヒーズ・ア・レベル」)を獲得したザ・クリスタルズのヒット曲を満載したベスト盤。「ウーマン・イン・ラヴ」の未発表テイクは今回初CD収録。

SICP20311 [MONO]

  • 特別寄稿:亀渕昭信
  • 英文ライナー:シェリル・ファーバー
  • 解説:萩原健太

詳細はコチラ

ザ・サウンド・オブ・ラヴ 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ダーレン・ラヴ The Sound Of Love : The Very Best Of Darlene Love

ザ・サウンド・オブ・ラヴ 〜 ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ダーレン・ラヴ The Sound Of Love : The Very Best Of Darlene Love

フィレス・レコード時代のシングルを中心にザ・クリスタルズやボブ・B・ソックス&ザ・ブルー・ジーンズのヴォーカリストとして、またブロッサムズの名義でリリースされた作品も収録した究極のベスト盤。

SICP20313 [MONO/STEREO]

  • 特別寄稿:高浪慶太郎
  • 英文ライナー:ジム・ベスマン
  • 解説:長門芳郎

詳細はコチラ

2011/11/2 In Stores

テイスト・オブ・ウォール・オブ・サウンド / ヴァリアス The Taste of Wall of Sound / Various.

テイスト・オブ・ウォール・オブ・サウンド / ヴァリアス The Taste of Wall of Sound / Various.

フィル・スペクターのサウンドの影響を受けたアメリカやイギリスの作品から優れたアイディアを基にしたアレンジを施されたナンバーを収録した日本企画のコンピレーション

フィル・スペクターのサウンドに新たに興味を持った若いファンにも楽しめるよう考慮し、比較的ポピュラーなものから、上級者向けのものまでをレーベルを超えてバランス良くコンパイル。
本作を聴けば、世代に関係なくいかに多くのミュージシャンやサウンド・クリエイター達にフィル・スペクターのサウンドが多大なる影響を与えたのかが認識できる。

SICP20314 ¥2,500 (税込)

  • 監修・選曲:土橋一夫
  • 高品質Blu-spec CD
  • 楽曲解説、歌詞&対訳付

詳細はコチラ

2011/11/2 In Stores

クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター A Christmas Gift For You From Phil Spector

クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター A Christmas Gift For You From Phil Spector

この世に存在する数多くのクリスマス・アルバムの中でもその代表格として、今なお全世界で多くの音楽ファンに支持され続けている名盤中の名盤。フィル・スペクターが生み出した“ウォール・オブ・サウンド”の1つの頂点とも言える作品。

誰もが知っているクリスマス・ナンバーが、フィル・スペクターの手にかかると強烈なサウンドを身に纏って、まるでオリジナル作品のような個性的な音となって溢れ出す。フィル・スペクターのサウンド哲学を色濃く反映させ、フィレス・レコードが辿り着いた1つの頂点とも言えるゴージャスかつポップなサウンド満載の本作は、まさしく20世紀を代表するコンセプト・アルバムの1枚であると言える極めて優れた作品であり、アメリカン・ポップス史上においても最重要な1枚だ。

SICP20315 [MONO] ¥2,200 (税込)

  • オリジナル・マスター・テープからの最新リマスタリング[2009年](マスタリング・エンジニア:ボブ・ラドウィッグ)
  • 高品質Blu-spec CD
  • オリジナル・アナログを忠実に再現した紙ジャケット仕様
  • オリジナルLPライナー:フィル・スペクター(翻訳付)
  • 英文ライナー:ジム・ベスマン(翻訳付)
  • 解説:土橋一夫
  • 歌詞・対訳付

詳細はコチラ

2011/11/2 In Stores

フィル・スペクター・バイオグラフィー

フィル・スペクター1940年、ニューヨーク/ブロンクス生まれ。父親の死後、1953年にロサンゼルスに移住し、幼い頃よりラジオから流れてくるR&Bやジャズなどへ興味を抱いていた彼は、15歳の誕生日(1955年)にエラ・フィッツジェラルドのステージでプレイするギタリスト、バーニー・ケッセルを見て衝撃を覚え、ジャズ・ギタリストを志す。1954年にフェアファックス高校(ハーブ・アルパート、ルー・アドラー、スティーヴ・ダグラス、ジェリー・リーバー、マイク・ストーラーらを輩出した、L.A.の名門校)に入学しオリジナル・ナンバーを作り始める一方、中学時代からの友人で音楽の趣味の合うマーシャル・リーブと共に行動し、そこにマイケル・スペンサーを加えてジャム・セッションするようになる。さらにマーシャル・リーブと共にロサンゼルス・シティ・カレッジに進学し、その頃から家庭用のテープ・レコーダーを駆使した録音の実験にのめり込み、オーヴァー・ダビングを重ねてのレコーディング方法を思いつき、それを実践するためにマーシャル・リーブと、友人であるハーヴェイ・ゴールドスタイン、アネット・クレインバードを誘い、自主制作で「Don't You Worry Little My Pet」を制作。さらに「To Know Him Is To Love Him」をレコーディングして、この2曲を収めたシングルをドレ・レコードからリリースし、全米1位を獲得。その後2ndシングルや、インペリアルからアルバム『ザ・テディ・ベアーズ・シング!』をリリースするも不発に終わり、テディ・ベアーズは解散。裏方に回る決心をした彼は、コースターズやドリフターズなど多くのヒットを手がけたジェリー・リーバー&マイク・ストーラーの下での修業時代を経て、テディ・ベアーズのアルバム録音時にスタジオで知り合ったレスター・シルと共に1961年にフィレス・レコードを設立。クリスタルズの「He's A Rebel」「Da Doo Ron Ron」やロネッツの「Be My Baby」、ライチャス・ブラザーズの「You've Lost That Lovin' Feeling(ふられた気持)」などを送り出し大ヒットを記録するが、ビートルズに代表されるイギリスからのバンド勢が上陸し、アメリカの音楽シーンを席巻するようになると同時にヒット・チャートから遠ざかるようになり、1966年に巨額を投じてレコーディングしたアイク&ティナ・ターナーの「River Deep, Mountain High」がアメリカで不発に終わると徐々に第一線を退くようになり、フィレスも終焉を迎える。

その後1969年にA&Mからチェックメイツ・リミテッドやロネッツ(実質的にはロニー・スペクターのソロ)などの作品をリリースしシーンに復帰、また1970年にはジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンドの「Instant Karma!」や『ジョンの魂』、ビートルズの『レット・イット・ビー』、ジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』、翌年にはジョン・レノンの『イマジン』などを手がけて再び成功を収め、その後ワーナー・スペクターやスペクター・インターナショナルといったレーベルから新譜リリースと旧譜の再発を行っていくが、徐々に手がける作品は減っていき、1970年代末以降にはレナード・コーエンの『ある女たらしの死』やラモーンズの『エンド・オブ・ザ・センチュリー』など、極一部の作品でしか彼のクレジットを目にしないまでに激減し、そのまま実質的には隠遁生活へと入っていくことになる。しかしそんな中、1981年にLP9枚組のボックス・セット『Wall Of Sound』がイギリスで発売された後、1991年にもボックス・セット『Back To Mono(1958-1969)』がABKCOからリリースされ、さらに前年の1990年には日本でもフィルに関する伝記『フィル・スペクター【甦る伝説】(原書:He's A Rebel)』が発行され、ロネッツ、クリスタルズ、ダーレン・ラヴのベスト盤も1992年にCDで発売されるなど、再評価の動きも高まった。2003年にはプロデューサーとしてスターセイラーの新曲「Silence Is Easy」「White Dove」を手がけ話題となるが、それらが収録されたアルバムがリリースされる前の2003年2月3日に起きた女優、ラナ・クラークソン殺人容疑でフィル・スペクターは逮捕。そんな中、2006年にEU/ABKCOから2枚組CD『The Phil Spector Collection』が発売、また日本では2010年に書籍『音の壁の向こう側 フィル・スペクター読本』が出版され、徐々に注目が集まることに。そして2011年の今年はベスト盤、クリスマス・アルバム、BOX等、様々なプロダクトがリリースされることになり、再び脚光を浴びている。