20世紀のヴァイオリン演奏史に巨大な足跡を残したユーディ・メニューインの生誕100年を記念する6枚組ボックスセット「ユーディ・メニューイン/ザ・コンプリート・アメリカ・ビクター・レコーディングズ」リリース。
ユーディ・メニューイン/ザ・コンプリート・アメリカ・ビクター・レコーディングズ [直輸入盤/完全生産限定盤]
20世紀最大のヴァイオリニストの一人、ユーディ・メニューインの生誕100年を記念して、メニューインが1928~29年と1945~52年にかけてアメリカのビクター・レーベル(RCA)に残した全録音を6枚のCDに集大成したボックス・セットが登場します。
1949年に妹ヘプシバと共演したベートーヴェンの「春」と「クロイツェル」の未発表録音のほか、メニューインが復活初演したメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ニ短調の世界初録音(1952年、初演の2日前のセッション録音)、1944年にワンダ・ランドフスカと共演したバッハのヴァイオリン・ソナタ第3番、当時のメニューインが最も頻繁に共演したアドルフ・バラーとの白熱的なバルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番(1947年)、ミュンシュ指揮ボストン響との唯一の共演録音となったブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番(1951年)モントゥー指揮サンフランシスコ響との同じブルッフの旧録音(1945年)、ドラティ/ダラス響とのバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番(1946年)、そしてメトロポリタン歌劇場のスターだったロバート・メリルの伴奏をつとめたラフマニノフの歌曲とヘンデル「オンブラ・マイ・フ」など、世紀音源から始めてCD化される貴重な録音が目白押しです。
それらに加えて、11歳のメニューインが1928年にアメリカで行なった初録音による小品集(彼のメンターであったルイス・パーシンガーとの共演)、1929年に録音されたクライスラーとヴィエニャフスキの未発表録音まで網羅されています。
すべてソニー・クラシカルの保有する貴重なアナログ・マスターテープおよびマスターディスクより新たに24ビット/96kHzテクノロジーによって復刻され(トランスファーおよびリマスターはグールドやホロヴィッツの復刻で知られる名手アンドレアス・K・マイヤー)、音質も現在望み得る最高の状態でお届けいたします。
各ディスクは初期LPのデザインによる紙ジャケットに封入され、厚紙製クラムシェルボックスに収容されています。詳細な録音データを含むトラックリスティング、録音日順のディスコグラフィ(マトリックス番号と詳細なセッション時間も掲載)、未発表写真などを掲載したオールカラーの別冊解説書付きです。
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=4745&cd=00DE000019854
《収録予定曲》
【CD1】
ラロ:スペイン交響曲ニ短調Op.21
ピエール・モントゥー(指揮)サンフランシスコ交響楽団[録音:1945年1月26-27]
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
ピエール・モントゥー(指揮)サンフランシスコ交響楽団[録音:1945年1月27日]
【CD2】
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団[録音:1951年1月18日]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調MWV.O3
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン&指揮)ビクター弦楽オーケストラ[録音:1952年2月6日]
【CD3】
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
アンタル・ドラティ(指揮)ダラス交響楽団[録音:1946年1月15-16日]
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.21
アドルフ・バラー(ピアノ)[録音:1947年12月29日]
【CD4】
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調BWV1016
ワンダ・ランドフスカ(チェンバロ)[録音:1944年12月28日]
エルガー(エルガー編):愛の挨拶[録音:1944年12月26日](初出)
J.S.バッハ:G線上のアリア[録音:1945年4月6日](初出)
シューベルト(ヴィルヘルミ編):アヴェ・マリア[録音:1945年4月6日](初出)
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)ニ長調D.384[録音:1949年11月11日](第1&3楽章は初出)
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ)イ長調D.574[録音:1949年11月11日]
ラフマニノフ:夜のしじまの中で Op.4-3 with ロバート・メリル(バリトン)
ヘンデル: オンブラ・マイ・フ with ロバート・メリル(バリトン)[録音:1952年頃]
【CD5】
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月30日](初出)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月31日]
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第4番
ヘプシバ・メニューイン(ピアノ)[録音:1949年12月30日]
【CD6】
リース:ラ・カプリチオーサ[録音:1928年3月15日]
フィオッコ:アレグロ[録音:1928年3月15日]
作者不詳(アクロン編):ラ・ロマネスカ[録音:1928年3月15日]
モナステリオ:シエラ・モレナ[録音:1928年3月15日]
ゼンガー:スコットランドの田園風景[録音:1929年2月12日]
ヘンデル(フレッシュ編)デッティンゲン・テ・デウム~祈り[録音:1929年2月12日]
ブロッホ:ニグン[録音:1929年2月12日]
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216~第2楽章[録音:1929年2月12日]
ルクレール(サラサーテ編):ソナタ第3番ニ長調~サラバンドとタンブーラン[録音:1929年2月12日]
サマズイユ:スペインの歌[録音:1929年2月12日]
サラーノ(パーシンガー編):マリネッラの歌[録音:1929年2月12日]
シュポア(パーシンガー編):デュエットOp.39-1~ロンド[録音:1929年2月12日]
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラOp.16[録音:1929年2月19日](初出)
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲Op.46-6&8[録音:1929年2月19日](初出)