待望の日本初来日コンサートが遂に実現─来日記念盤発売
世界のオペラ界の頂点に君臨するイタリアが生んだ、ニュー・スター。若干37歳にして「パヴァロッティの再来」「ビラゾンの後継者」と称され、最年少出演記録となる23歳でミラノ・スカラ座の舞台に出演し、ロイヤル・オペラ、チューリヒ歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ローマ歌劇場、シドニー・オペラハウスなど、世界最高峰の名門歌劇場にその名前を刻みつつ、さまざまな音楽祭にも出演しています。共演したリッカルド・シャイー、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、リッカルド・ムーティ、チョン・ミョンフン、グスターボ・ドゥダメルとアントニオ・パッパーノなど大巨匠と言われている指揮者からも大絶賛されています。欧米では熱狂的なファンも存在するほどで、まさに若きカリスマ。滅多にリサイタルを許可しないメトロポリタン歌劇場が、今年、パヴァロッティ以来二人目となるコンサートを主催するなど人気、実力の高さを物語っています。
そして、彼のデビュー・アルバム、「ジ・イタリアン・テナー」はビルボード・クラシック部門で第一位を獲得し、彼が参加した「West Side Story」はグラミー賞にノミネートされました。既に日本の音楽雑誌、インターネット、ファン・サイト等では話題の中心になっており来日が待望されていました。そんな彼の待望の日本初来日コンサートが遂に実現します。
来日記念盤となる今作はグリゴーロのこれまでの成功と強く結び付いているフランス・オペラのアリアを網羅したアルバムで、これまでのイタリア・オペラ、あるいはカンツォーネを収めたアルバムアルバムとは違った、ヴィットリオの新たな面を楽しめるアルバムとなっています。
<5><10>でソプラノを聞かせるソーニャ・ヨンチェヴァ、<9>で語りを務める女優アレッサンドラ・マルティネスとの共演も聴きどころです。初回生産限定盤には、これまでのアルバムのメイキング映像などを全て収録したDVDが付いており、その音楽は勿論、類まれなルックスも兼ね備えた貴公子ヴィットリオの魅力を楽しめます。
オペラだけでは留まらないそのカリスマ性─イタリア政府も認めたその実力
これだけの世界的な評価を受けているグリゴーロですが、以前はオペラだけではなく、ポップス・アーティストとしても活躍し、二つの顔を使い分けていました。その名残からか彼のステージには他の歌手にはない華やかさ、人を魅了する力で観衆を沸かせています。
また、その活動には次世代のファンを増やす為にクラシック音楽をより身近にという思いもこめられているようで、そのため自ら進んで数多くのメディアにも出演し、クラシック音楽の普及に力を注いでいます。
イタリアでは2004年末まで、ナポレオン統治時代の1802年以来143年間徴兵義務があり、18歳以上の男子は10ヵ月間の徴兵義務が課されていました。しかし、国際的に活躍する芸術家や文化人は例外的に免除される法律があり、ヴィットリオ・グリゴーロは、国際的な音楽活動が認められ、徴兵義務が免除された最初のイタリア人になりました。そしてその後の徴兵義務の革命の発端となりました。