かしぶち哲郎
かしぶち哲郎

生年月日 : 1950年11月9日
幼少よりクラシックやポップスに親しみ、高校時代より作詞作曲活動、バンド活動を開始する。
1971年、ムーンライダーズの前身バンドとなる、はちみつぱいを結成。
1975年、ムーンライダーズ結成。デビューから30年を経た今もなおアルバム制作や全国ツアーを精力的に展開するなど、日本のロック・バンド史における前人未踏のキャリアを更新し続けている。

1980年代以降は、個人的にも作詞作曲家、プロデューサー、アレンジャー、プレイヤーとして活躍。数多くのアーティスト、アイドルたちへの楽曲提供、プロデュース活動を筆頭に、CM音楽、映画音楽(『恋する女たち』『さよならの女たち』『君は僕をスキになる』『釣りバカ日誌5』~『釣りバカ日誌10』etc)、TVドラマ音楽(『さよならをもう一度』『大人のキス』etc)、アニメ音楽(『機動戦士ガンダム0080~ポケットの中の戦争』『ヤンキー烈風隊2~5』etc)と多岐のジャンルに渡り多数のサウンドトラック音楽を手掛けている。

また、ソロ・アルバムにも意欲的に取り組み、1983年に『リラのホテル』(参加ミュージシャン : 矢野顕子、細野晴臣、坂本龍一、大貫妙子、松任谷正隆、矢野誠 etc)をポニーキャニオンから発表。1985年に『彼女の時』(デュエット : 矢野顕子、大貫妙子、石川セリ)をMIDI、1993年に『fin ~めぐり逢い~』を東芝EMI、1998年にはベスト盤『かしぶち哲郎 SONGBOOK』をメディアリングから発表。ヨーロッパテイストあふれる名盤と高い評価を得ている『fin ~めぐり逢い~』(フランス音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが編曲で参加)は1999年にかしぶち哲郎自らのディレクターズ・カット、リマスタリング完全盤として再発売されている。

2002年の秋には、プライベート・レーベルとなるモルダウ・ディスクを設立。
アルバム『今日は雨の日です』を発表。続く2003年にライブ盤『Live Egocentrique』、2004年に『つくり話』を発表し自身のアーカイヴ音源の発掘にも積極的に取り組んでいる。
また、1992年『TAITO』、2003年『野村證券』、2007年『セキスイハイム』のCM出演など、映像関係にも活動の場を広げている。

書籍では詩集やドラム教則本『ロック・ドラム入門ゼミ』『ロック・ドラムが叩けちゃった』(自由現代社)等の編著があり、現在も改訂を続けている。