ついに11月7日国内盤発売決定!全曲84分18秒の驚愕と戦慄のマーラー第6番!!
2018年11月07日発売
衝撃か絶望か……ギリシャの鬼才が放つ問題作。
振り降ろされるハンマーは運命の一撃となるか?
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
テオドール・クルレンツィス/ムジカエテルナ
定価2,600+税 SICC-30490 BSCD2
[収録曲]
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
I. Allegro energico, ma non troppo. Heftig, aber markig 24:56
II. Scherzo. Wuchtig 12:36
III. Andante moderato 15:39
IV. Finale. Sostenuto – Allegro moderato – Allegro energico 31:07
テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナ
[録音]2016年7月3日~9日、モスクワ
Recorded at Dom Zvukozapisi (House of Audio Recordings), Malaya Nikitskaya Street 24, Moscow, Russia, July 3-9, 2016
Recording Producer, Mixing and Mastering Engineer: Giovanni Prosdocimi
Recording Engineer: Damien Quintard
■2017年度の音楽之友社主催「レコード・アカデミー賞」堂々2部門(大賞:チャイコフスキー/悲愴、銀賞:モーツァルト/ドン・ジョヴァンニ)受賞という快挙をなしとげたギリシャの俊英テオドール・クルレンツィスの新作は前作(チャイコフスキー:悲愴)に続きまたも「交響曲第6番」。今回は爛熟したロマンの香りを放つマーラーの「悲劇的」というタイトルを持つ第6交響曲。クルレンツィスはマーラーの交響曲をいくつかコンサートで取り上げているが、ディスクとしてはこれが初のマーラー交響曲録音となる。「チャイコフスキー:悲愴」や「ストラヴィンスキー:春の祭典」といったディスクでロマン派以降の大オーケストラの機能性を駆使した多彩なオーケストラの魅力を掘り起こしてきたクルレンツィスとムジカエテルナが、ハンマーをも楽器にしてしまったマーラーの巨大な管弦楽作品とどのように向かい合うのか興味は尽きない。
■日本盤のみ高品質Blu-specCD2仕様。
マーラーにあったある種の 新鮮さは、時とともに 損なわれ、枯渇していった。
第6交響曲を全く初めて聴いた人でも、以前に聴いたことがあるように感じる部分があるだろう。いわゆるデジャヴュ、既視感。これはマーラーが仕込んだ遊びであり、この交響曲の全曲を通じてマーラーはこの遊びに密かに興じているのだ。この既視感は消え去ったかと思うとまた戻り、また消えたかと思うとまた戻って来る。だから、終楽章を聴いている最中に、第1楽章の途中に戻ってしまったかのように感じるということが起こり得るのだ。そうして、やがて何もかもが消え去り、悲劇という枠組の中に溶け込んでゆく。
テキスト:テオドール・クルレンツィスとDr. Renate Stark-Voitとの対話から (ライナーノーツより抜粋)
■テオドール・クルレンツィス/ムジカエテルナ 初来日公演 http://www.musicaeterna2019.jp/
2月10日(日)15時 Bunkamuraオーチャードホール(完売)
2月11日(月・祝)15時 すみだトリフォニーホール(完売)
2月13日(水)19時 サントリーホール
チャイコフスキー: 組曲第3番、幻想曲「フランチェスコ・ダ・リミニ」、幻想序曲「ロメオとジュリエット」
2月14日(木)19時 大阪フェスティバルホール
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、交響曲第6番「悲愴」