クルレンツィスの「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&ストラヴィンスキー:結婚」が、2016年度 第54回「レコード・アカデミー賞」(協奏曲部門)受賞!
音楽之友社発行のクラシック音楽専門誌「レコード芸術」誌による2016年度 第54回「レコード・アカデミー賞」において、テオドール・クルレンツィス&パトリツィア・コパチンスカヤの「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&ストラヴィンスキー:結婚」が管弦楽部門で受賞いたしました。
このアルバムはクルレンツィスのソニー・クラシカルへのレコーディング第5弾となったもので、個性派ヴァイオリニスト、コパチンスカヤとの初共演盤。クルレンツィスにとっては、2010年の「ショスタコーヴィチ:交響曲第14番」以来、6年ぶりの同賞受賞となります。今回の受賞についてクルレンツィスは、「日本は私にとって夢の国です。そのような国の評論家、ジャーナリストや音楽ファンの方々から私とムジカエテルナの演奏活動について高く評価していただき、今回、私たちの重要なパートナーであるコパチンスカヤさんを迎えて録音したこのアルバムで受賞できたのはとても名誉なことです」と語っています。
またチャイコフスキーでのソリスト、コパチンスカヤもクルレンツィスとの共演について、「真の意味でインスピレーションに溢れた、集中的かつ緻密なチームワークの賜物です。私はそれまで録音でそのような体験をしたことがありませんでした。クルレンツィスとの演奏はいつも爆発のようなものなのです」とコメントし、「日本の文化や芸術に対して深い敬意を持っている私にとってとても栄誉あることです」と受賞の喜びを語っています。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲にカップリングにはストラヴィンスキーの「結婚」が選ばれ、ロシアの寒村でのクルレンツィスとコパチンスカヤの結婚写真がジャケット周りを飾る個性的なアルバムに、新たな栄光が加わりました。
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