テディ・ガイガー
Underage Thinking (アンダーエイジ・シンキング)

この1年の間に、ニューヨーク州ロチェスター付近では、草の根レヴェルで騒ぎが巻き起こっている。その騒ぎの中心にいるのが、シンガー/ソングライター、テディ・ガイガーだ。成長著しい、まだティーンエイジャーのアーティストである。その穏やかな魅力、美しいメロディと歌詞を紡ぎだす才能、ナチュラルなスタイルで、テディは着実にファン層を広げている。当初、彼のファンはニューヨーク州北部にある地元のライヴ会場にしかいなかったが、今ではフロリダやハワイにまで広がっている。彼がインディー(Cred Records)で局地的にリリースしたEP“Stepladder”は、ロチェスターでナンバーワンとなり、ビルボード誌の地域別「ヒートシーカーズ(Heatseekers)」(ビルボードの総合チャート100位までに入ったことのない新人アーティストのチャート)チャートのトップ10にランクインした。

17歳のテディだが、その若さに似合わぬ洞察力で、洗練された曲を書く。様々なジャンルの音楽を愛するテディは、最先端のニュースクール・ポップに、ロック全盛期の真髄を理解し愛するその心を融合させているのだ。率直に会話をするようなその暖かく奥深いヴォーカルは、独特のサウンドと情緒を醸し出す。自身のデビュー・アルバム「アンダーエイジ・シンキング(Underage Thinking)」収録の12曲中11曲でペンを執っているテディ。アルバム中ではギター、ピアノ、ベース、ドラムも演奏している。

テディは独学で楽器を学んだミュージシャンだ。8歳の頃には、ギターやピアノで複数のパートからなる曲を作り、アレンジしていた。高校生になったテディは、年齢制限のためバーで演奏することはできなかったものの、地元にあるティーン向けライヴ会場でファンを獲得していた。そこで、自作曲の数々を披露していたテディ。ほとんど本能的とも言えるほど、彼のペンから曲が溢れ出してくるように、彼のファンも山と溢れ出してきた。「テッドヘッズ(Tedheads)」と自らを称するテディのファンは、彼のパフォーマンスを一目見ようと、ニューヨーク州北部で行われる全年齢を対象にしたコンサートに押し寄せ始めた。テディには、ティーンエイジャーの少女から、本物を求めるシリアスな音楽愛好家に至るまで、あらゆる層のファンがいるのだ。

テディはVH1の「イン・サーチ・イヴ・ザ・ニュー・パートリッジ・ファミリー(In Search of the New Partridge Family)」の決勝まで残った。ここで、彼に注目したのが、プロデューサーのビリー・マン(スティング、ピンク、ケリー・ローランド、ジェシカ・シンプソン等)である。すぐさまテディとその音楽を支持するようになったマンは、テディのデビュー・アルバム「アンダーエイジ・シンキング」で彼と数曲共作し、プロデューサーとしても腕を振るう予定だ。「テディはまるで才能の滝のよう。溢れんばかりの才能を持っている」とはビリーの弁。「17歳にして、彼は多作で素晴らしいソングライターだ。独特のサウンド、声、そして見聞が広く成熟した観点を持っている。彼のキャリアがどう展開していくか、楽しみでたまらないね」

演技についても、テディはソニー・ピクチャーズ・テレヴィジョンからのラヴコールを受け、ウェインという若いシンガー/ソングライターの卵の役で「ラヴ・モンキー(Love Monkey)」に数エピソード出演し、その歌声も披露する予定だ。「ラヴ・モンキーは」CBSネットワークTVで放映される待望のドラマディ(ドラマとコメディが融合したもの)で、第1回目のエピソードは1月17日(火曜日)、東海岸/西海岸共に午後10時から11時に放映される。2回目以降は、火曜日午後9時の放送となる。

テディのカメラ・パフォーマンス中、そして特定のシーンの中ではBGMとして、テディの音楽は「ラヴ・モンキー」で大々的にフィーチャーされている。テディは、番組初期のエピソードで4曲パフォーマンスを行っており、今後もさらに番組に出演する予定がある。

テディの社会的良心は、その音楽とぴったり符合する。ニューヨーク州ロチェスターで開かれた「バトル・オヴ・ザ・バンズ(Battle of the Bands)」コンサートで大賞に輝いたテディは、賞金の1,000ドルを津波の義援金として寄付した。また、彼は今秋ロチェスターで行われた「ガルフ・コースト・ハリケーン・リリーフ(Gulf Coast Hurricane Relief…ハリケーンの義援コンサート)」のメインアクトも務めた。このコンサートのチケット全収益は赤十字社に送られ、ファンが持ってきたブランケット、缶詰、その他の援助品がコンサート会場で集められた。

現代のミュージック・シーンの最前線に躍り出ようとしているテディ。AOLの「ブレイカー(Breaker)」アーティストにも選ばれ、クリア・チャンネルのオンラインでも有望新人に選ばれている。夏一番のポップ・ツアーでヒラリー・ダフのオープニング・アクトを務めたテディは、この他にもピート・ヨーン、ブランディ・カーライル、シンプル・プラン、フォール・アウト・ボーイ、フランキー・J、ギャビン・デグロウ、ジェシー・マッカートニー、ケリー・クラークソン、座・クリック・5、アスリン、タイラー・ヒルトンとも一緒にコンサートを行っている。
先ごろ「フォー・ユー・アイ・ウィル(コンフィデンス)(For You I Will (Confidence)) 」のヴィデオ撮影を終えたテディ。同トラックは、「アンダーエイジ・シンキング」からのファースト・シングルで、ヴィデオでは女優のクリスティン・キャヴァラリと共演している。

テディ・ガイガーの地元での大評判は、いまや全米にとどろき始めているのだ。