スーザン・ケイグル
スーザン・ケイグル、25歳。2002年からマンハッタンの地下鉄駅内で”サブウェイ・ライブ”を行い、彼女の歌声と詩に、胸打たれた急ぎ足のニューヨーカーは数知れず。自主制作のアルバムは既に手売りで3万枚が世に出ている。後に米コロンビア・レコードと契約するきっかけとなったプロデューサー、ジェイ・レヴァインの目に留まったのは地下鉄34丁目の駅だった。
もともとスーザンの家族はみんなミュージシャン、ストリート・ライブや地下鉄でのライブから入るチップで生活をしていた。10人兄弟の2番目として幼い頃から世界中を旅をし、物心が付く前から歌や音楽を身につける。家族でパフォーマンスする中、4歳にしてソロ・パートを担当したり、7歳にしてギターを弾き始めたという。14歳には、既に生活をした国はベネズエラ、メキシコ、ギリシャ、イタリア、フランス、ドイツ、イギリス、スコットランド、アイルランド、そしてアメリカは西海岸から東海岸まで。
思春期になると、独自の音楽の道へ進むことを決意、ソウル溢れるボーカルやメロディ溢れる音楽、そして甘く切ない詩で見初められ、2001年、9・11が起きる数週間前に単身でニューヨークへと移った。
あの日以来、何かしなくちゃって思ったの」と語るスーザン。既に数個のアルバイトをしており、ニューヨーク到着後はなんとなく歌うことから敬遠していた彼女は、お金儲けではなく、自分の音楽がテロ後の人々の心に届くのかを試すことにした。「昔、私が歌うと人からよく心動かされたって言われたの。じゃあ、やってみようじゃないのって思って。驚きよ・・・ただただ感じるの。涙を流す人もいたわ。そしてみんな耳を傾けてくれる・・・私の音楽を通してこの人たちの心を動かすことができるという気持ちになったの。

そんなスーザンのデビュー作品、全てNYCの地下鉄でレコーディングを行った『The Subway Recordings』はいよいよ今秋、日本発売!!!(日本盤はボーナス・トラック収録予定)