サンタナ“第一次黄金時代”に活躍した伝説のメンバーが45年ぶりに再結集した新作『SANTANA Ⅳ(サンタナⅣ)』の発売決定!本日1stシングル配信開始!
全世界のトータル・アルバム・セールス1億枚以上、グラミー賞10冠のギタリスト、カルロス・サンタナの“サンタナ”名義として通算24枚目となるオリジナル・アルバム『SANTANA Ⅳ(サンタナⅣ)』が発売されることが明らかになった。日本はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより4月15日に発売。また、新作からの1stシングル「Anywhere You Want To Go」が本日より配信された。
本作は、サンタナの初期メンバーであるグレッグ・ローリー(キーボード/ヴォーカル:後にジャーニーに加入)、マイケル・カラベロ(パーカッション)、マイケル・シュリーヴ(ドラムス)、そして71年の『サンタナⅢ』で当時弱冠17歳という若さで抜擢されたギタリストの二―ル・ショーン(現ジャーニー)という、“第一次黄金時代”のラインナップが実に45年振りに再結集して制作したオリジナル・スタジオ・アルバム。全16曲収録で、アイズレー・ブラザーズのロナルド・アイズレーが2曲でゲスト・ヴォーカルとしてフィーチャーされてるほか、現サンタナ・バンドのメンバーであるカール・ペラッツォ(パーカッション)、ベニー・リートヴェルト(ベース)も参加している。
カルロス・サンタナとニール・ショーンによるコメントは下記の通り。
「魔法にかかったようだった。無理せずとも、途方もないヴァイブが起こったんだ。あとは歌とジャム・セッション部分のバランスを考えただけだね。聞いた人が即座にサンタナだとわかるようにね。この音楽は僕らの中から出てきた叫びだ。郷愁ではなく、情熱のね。僕らはとてもレアなことを成し遂げたと感じているよ」(カルロス・サンタナ)
「カルロスと僕はかつてより繋がってるように感じるね。僕たちは超アグレッシヴにプレイするが、同時にメロディックで詩的だ。ギターを通しての素晴らしい対話があるんだ」(ニール・ショーン)
かの有名な69年の「ウッドストック・フェスティヴァル」での衝撃的パフォーマンスで一躍その名を世界に知らしめたサンタナ。1stアルバム『SANTANA(サンタナ)』(69年)、共に全米1位に輝いた2ndアルバム『ABRAXAS(天の守護神)』(70年)と3rdアルバム『SANTANA Ⅲ(サンタナⅢ)』(71年)の初期3作品は、まさにサンタナ・サウンドの代名詞となったブルース・ロックとアフロ・ラテンのリズムが融合した画期的な内容で瞬く間に世界的な人気を得ることに成功した。初期代表曲「BLACK MAGIC WOMAN(ブラック・マジック・ウーマン)」、「OYE COMO BA(僕のリズムを聞いとくれ)」、「SAMBA PA TI(君に捧げるサンバ)」などサンタナ・クラシックスと呼ばれる楽曲の多くがこの時期に誕生している。今回のクラシック・サンタナ・バンドのメンバーではニール・ショーン以外はデビュー時から参加してるが、ニール・ショーンが加入したのが71年の『SANATAN Ⅲ』ということと、その次の4thアルバム『CARAVANSERAI』(キャラバンサライ)が、それまでの音楽的アプローチとは異なるコンセプチュアルな作品になっていることから、本作は「初期3作品に続く方向性で同じメンバーと制作したアルバム」ということでセルフ・タイトルを冠しての『Ⅳ』と名付けている。また、アートワークも1stアルバムの印象的なライオンの絵を彷彿とさせるものになっており、往年のファンには堪らない新作となりそうだ。
↑1stアルバム『サンタナ』ジャケット写真
【商品情報】
『サンタナⅣ』
4月15日発売(予定)
iTunes Stores予約注文受付中
「エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー」配信中
【収録曲】
1.ヤンビュ
2.シェイク・イット
3.エニウェア・ユー・ウォント・トゥ・ゴー
4.フィルモア・イースト
5.ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド(feat.ロナルド・アイズレー)
6.フリーダム・イン・ユア・マインド(feat.ロナルド・アイズレー)
7.チュー・チュー
8.オール・アボード
9.スエニョス
10.カミナンド
11.ブルーズ・マジック
12.エチゾ
13.リーヴ・ミー・アローン
14.ユー・アンド・アイ
15.カム・アズ・ユー・アー
16.フォギヴネス
【バイオグラフィー】
メキシコ出身。ヴァイオリニストの父の影響で5歳でヴァイオリンを、8歳でギターを弾き始める。サンフランシスコに移住し、66年にバンド “サンタナ・ブルース・バンド”を結成。69年に“サンタナ”としてデビュー、同年ウッドストック・フェスティヴァルに出演。当時ほぼ無名ながら衝撃的なパフォーマンスで大観衆を魅了し、一気に全米で人気を獲得する。デビュー・アルバム『サンタナ』が全米4位、2ndアルバム『アブラクサス』(『天の守護神』)」が全米1位、シングル「ブラック・マジック・ウーマン」が全米4位と大ヒットを記録、サンタナの初期代表作となる。続くアルバム『サンタナⅢ』も全米1位を記録。様々なアーティストとコラボレーションした99年のアルバム『スーパーナチュラル』が特大のブレイク、マッチボックス・トゥウェンティのロブ・トーマスをフィーチャーしたサンタナ初の全米No1ヒット・シングル「スムーズ」はビルボード12週連続1位、アルバムも同じく12週連続1位という驚異的なヒットを放つ。続くシングル「マリア・マリア」も10週連続1位を記録し、2枚のシングルで全米チャート1位の座を約半年間も独占するなど歴史的快挙を成し遂げて迎えた00年のグラミー賞では、最高の栄誉である「最優秀アルバム賞」 「最優秀楽曲賞」含む全9部門で受賞し、サンタナの“第二次黄金時代”が始まる。06年に紙ジャケットで再発された73年の初来日公演を収めたライヴ・アルバム『ロータスの伝説』の“22面体ジャケット”(デザイン:横尾忠則)がアナログLP当時の最大の面数として“ギネス世界記録”に認定される。ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大なギタリスト」で20位に選出。