【ライブレポート】Funksgivin' Jam" @ Brooklyn Bowl, NYC on November 25, 2016
ブルックリンからのライヴ・レポート!豪華ゲストを迎えての Funksgivin’ Jam!
11月25日ブルックリンで行われたロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドのライヴレポートが届きました。
聖なるペダル・スティール・ギターの咆哮
アメリカのホリデイ・シーズン幕開けを告げるサンクス・ギヴィング・デイ(11月の第3木曜日)の翌日に、ヒップなエリアのブルックリン、ウィリアムスバーグにあるボウリング場とクラブが同居したブルックリン・ボウルで、ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドが、恒例の"Funksgivin' Jam"を開催した。多くのゲストが参加した、まさにファンク・ジャムな一夜をお伝えしよう。
オープニング・アクトのシカゴのバンド、スウィート・ディーゼル・ジェンキンスがステージを暖めて、10:30PM ぐらいに、ロバート・ランドルフが登場した。ソロのスティール・ギターに、ドラムスの従兄弟のマーカス・ランドルフが加わり、中核メンバーの4人が揃うと、ステージは疾走する。レネシャ・ランドルフ(vo)がコーラスで、モーリス・”モ・ベター”ブラウン(tp)が、切り裂くようなソロで切り込む。ランドルフは3台のスティール・ギターを使い分け、オリジナルやジミ・ヘンドリックス(g,vo)のカヴァー、そして2月に発売される3年ぶりのアルバム「Got Soul」のプレビューも数曲プレイした。ステージに、ゲストのクライド&グレイシー・ローレンスが現れスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」をコール&レスポンスで熱唱し、ハイ・ヴォルテージ達する。そしてシークレット・ゲストのスナーキー・パピーのコーリー・ヘンリー(kb)とは激しいソロの応酬を繰り広げ、マーカスが生み出す大きなグルーヴのうねりで包み込む。メンバーが一人ずつステージを去りソロ・スティール・ギターに戻ったエンディングの後も、クラブを覆い尽くす昂奮は収まらない。アンコールには、ソウライヴ/レタスのエリック・クラスノー(g)も加わり、聖なるペダル・スティール・ギターが咆哮する。ファンキー・グルーヴがエンドレスに襲いかかり、オーディエンスをノック・アウトする2時間だった。
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撮影/レポート:常盤武彦
Band:
Robert Randolph - pedal steel
Marcus Randolph - drums
Lenesha Randolph - backup vox
Joey Williams - guitar
Stevie Ladson - bass
Kasey Square - keyboard
Guests:
Cory Henry - hammond organ
Eric Krasno - guitar
Clyde and Gracie from Lawrence - vocal
Maurice Brown - trumpet