【感動の大合唱!】初来日中のレイチェル・プラッテン、今年最高の“自分応援歌”=「ファイト・ソング」を日本のファンと熱唱!
すでに海外で大ヒット中のファースト・アルバム『ワイルドファイア』を、2週間前に日本でリリースしたレイチェル・プラッテンが初来日を果たし、4月27日(水)、東京・表参道にあるFuture SEVENにて、スペシャル・ショーケース・ライヴを開催しました。会場には抽選で選ばれた200名のラッキーなファンが集結し、約10年にわたって夜な夜なステージに立って磨いたパフォーマンス力と、どこまでもポジティヴで誠実な人柄を伝える、全7曲の濃密なセットを披露しました。以下ライヴ・レポートになります。
今晩の装いのポイントは、敬愛するプリンスへのオマージュなのか、シャイニーなパープルのブラトップと、お団子にしたヘア? 見た目もインパクト満々なレイチェルは、ギター/キーボード/ドラムスのトリオ編成のバンドを従えて登場すると、早速アップビートな『ビーティング・ミー・アップ』でショウをスタート。次の『ロンリー・プラネット』を歌い終えると、「ミンナゲンキ?ワタシハ、レイチェル・プラッテンデス。アイシテマス!」と日本語で挨拶して、オーディエンスの喝采を浴びた。広くはないステージを目一杯動き回って歌う彼女は、とにかくエネルギーの塊。下積み時代はきっとこういうこじんまりしたスペースで、こんな風に歌っていたのだろうと想像せずにいられない。微かにスモーキーなところがある、あの伸びやかな声のコンディションも上々で、マイクが無くても充分に全員の耳に届きそうだ。
3曲目の『ベター・プレイス』では少しスローダウン。ピアノ主導のシンプルなバッキングに合わせて、声に抑制を効かせる。MCによるとこれは、素晴らしい男性と出会って幸せを手にした妹にインスパイアされ、愛は人間を変えられるというメッセージを託した曲だそうで、「だから愛を分かち合いましょうね!」と添えるレイチェル。一人一人の瞳を覗きこみ、微笑みかけるようにして歌う彼女の笑顔は本当に美しくて、こちらも思わずハッピーな気持ちになる。
その後は再びフルバンドによるファンク・ナンバーの『ヘイ・ヘイ・ハレルヤ』で、静から動へと一気に空気を塗り変えた。原曲にはアンディー・グラマーをゲストにフィーチャーしているが、ここではオーディエンスとのコール&レスポンスで演出。メジャー・デビューしたばかりでもライヴ・パフォーマーとしてはベテランなだけに、オーディエンスの盛り上げ方といい、チャーミングなMCといい、フレキシブルな曲のアレンジといい、全て巧みにこなしてエンターテインしてゆく。
そして引き続きアップビートな『スタンド・バイ・ユー』で、“あなたの力になる”というタイトル通りに聴き手を声で抱擁し、一旦セットを締め括った彼女。アンコールではまず、ソロのピアノ弾き語りによる『スーパーマン』を静まり返った会場に響かせると、「最後に何か聴きたい曲はある?」と問いかける。もちろんフィナーレは『ファイト・ソング』だ。音楽を諦めかけた時に書き上げて自分を救ってくれた曲なのだという経緯を改めて語ったレイチェルは、「みんなも夢を捨てないで闘い続けるのよ。一緒に歌いましょう!」と前置きして、力強く拳を振り上げながら、この記念すべき曲をオーディエンスと合唱。尽きせぬポジティヴィティを共有して高揚感で全員を包み、幾度も感謝の言葉を繰り返しながらステージをあとにしたのだった。
text by 新谷洋子
初めての日本、初めての日本のファンとのふれあい、これほどまでに日本でも『ファイト・ソング』が愛されていることに日々感動の言葉を口にするレイチェル。再来日が待たれます。
【リリース情報】
アルバム『Wildfire|ワイルドファイア』
発売中
<日本盤CD>
期間限定スペシャルプラス1800円+税 / SICP-4752
※日本盤ボーナス・トラック収録
購入リンク:
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=SICP-4752
<配信>
iTunes購入リンク:
https://itunes.apple.com/jp/album/id1085229919?app=itunes&ls=1
※iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。
【ショート・バイオグラフィー】
アメリカ、ボストン出身の女性シンガー・ソングライター。大学卒業と同時にNYを拠点に音楽活動を開始。10余年の下積み活動を経て、2015年夏に発表した「ファイト・ソング」が世界的に大ヒットに。夢を諦めず自分を信じて頑張っている人たちを応援する同曲を収録したアルバム『ワイルドファイア』で、2016年遂にメジャー・デビューを果たし、アルバムは堂々の全米初登場5位を記録。4月13日に日本デビューを果たし、「ファイト・ソング」はiTunes(POP)や音楽検索アプリSHAZAM、全国総合ラジオ・オンエア・チャートでも1位を獲得し大ヒットとなっている。