新生プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド新作完成
テーマはキューバ!8月、3年ぶりの来日公演決定。
ニューオ-リンズのフレンチクォーターで半世紀以上活動を続けるプリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド。アメリカーナの心意気を受け継ぐ彼らの約3年半ぶりの新作が4月21日に世界発売される。テーマはキューバ。2015年にメンバーがキューバを訪れたときに受けた衝撃がインスピレーションとなり、このニュー・アルバムが誕生することになった。現在アルバムから第1弾シングルが先行配信中だ。
国内盤の発売は5月10日。今年1月31日のライヴ音源2曲(約11分)が、日本盤ボーナス・トラックとして収録される。
キューバへの旅がバンドに与えた影響についてリーダーのベン・ジャフィは次のように語っている。
「キューバでは、音楽的な相方と突然対面することになった。キューバとニューオーリンズの間にはそもそもつながりがあった。ファミリーなんだ。それに気づいて、全てがはっきりしてきたのさ。ニューオーリンズの音楽というのは単体で出来てるものではなくて、何かもっと大きなものの一部なんだとわかったんだ。それはもう、まるで神の啓示のようなものだった。」
2014年夏, 38年ぶりの来日を果たしたプリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンド。半世紀を超すバンド史上初のオリジナル・アルバムをリリースして約3年半。キーボード、トランペット、ドラムス3人のメンバー交代を経て完成したニュー・アルバムには、新生プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドの生命力みなぎる新境地が冒頭から溢れている。カイル・ルーセル(key)、ブランデン・ルイス(tp)、ウォルター・ハリス(ds)というグラミー賞ノミネート歴や来日経験もある新メンバーの加入により、強烈なグル―ヴがプラスされたディープなルーツ・サウンドが生み出されているのだ。そして、フジロックで大絶賛された最高齢83歳のチャーリー・ガブリエルがバンドの要として圧倒的な存在感を示しているのは言うまでもない。
4月からは、元祖ジャム・バンドとしての実力を各地で披露する世界ツアーが始まる。新メンバーと新作を引っ提げてのコーチェラ、ニューオーリンズジャズ&ヘリテッジ、ボナルー等々有名フェスへの出演、ニューヨークやボストン等の公演を経て8月には日本にやってくることが決定。東京と大阪のビルボード・ライヴで8月11,12,14日の3日間、3年ぶりの来日公演が本日発表された。より深いルーツへの意識を新たにしたことで、一層の飛躍を遂げた新生プリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドがいよいよ始動する。
【新譜情報】
『ソー・イット・イズ』
2017年5月10日国内盤発売
品番:SICP5307 / \2200+税
日本盤ボーナス・トラック2曲収録
<収録曲目>
1.ソー・イット・イズ
2 サンティアゴ
3 イノセンス
4 ラ・マランガ
5 コンヴァージェンス
6 ワン・ハンドレッド・ファイアーズ
7 マッド
<日本盤のみのボーナス・トラック>
8 ハイヤー・グラウンド!(2017年1月ライヴ)
9 ザッツ・イット!(2017年1月ライヴ)
<メンバー>
ベン・ジャフィ(b, tuba,perc)
チャーリー・ガブリエル(ts,cl)
クリント・メドゲン(ts,perc)
ロネル・ジョンソン(tb,スーザフォン、tb)
カイル・ルーセル(p) 新メンバー
ブランデン・ルイス(tp)新メンバー
ウォルター・ハリス(ds)新メンバー
プロデュース:デヴィッド・シーテック(TVオン・ザ・レディオ)
<デジタル配信リンク>
【来日公演】
8月11,12日 ビルボードライブ東京
8月14日 ビルボードライブ大阪
https://preservationhalljazzband.com/
http://www.billboard-live.com/
【バイオグラフィー】
公民権運動真っ最中の1961年結成。メンバーの年齢構成は30代~80代までの元祖ジャム・バンド。伝統的なニューオーリンズ・ジャズ保存、継承のためのライヴハウス、プリザヴェーション・ホール専属のバンドとして結成されて以来半世紀を超す歴史を持つ。2013年(日本は2014年)、バンド史上初のオリジナル・アルバム「ザッツ・イット!」(SICP3950)を発売。2014年のフジロックとブルーノート東京にて38年ぶりの来日公演を行った。