オリー・マーズ、オノ・ヨーコと夢の対面!
「上を向いて歩こう」の英語カヴァー「ルック・アット・ザ・スカイ」の誕生秘話に大感動!
現在プロモーション来日中のUKポップスター<オリー・マーズ>が、来日前に滞在していたNYで、オノ・ヨーコ氏と初対面を果たしていたことが分かった。
最新アルバム『ネヴァー・ビーン・ベター』日本盤ボーナス・トラックとして収録されている「上を向いて歩こう」の英語カヴァー「ルック・アット・ザ・スカイ」は、オノ・ヨーコ氏が英語詞を手掛けた曲だ。
「上を向いて~」は、アメリカでは「SUKIYAKI」というタイトルで日本のみならずアジア圏の楽曲で現在においても唯一となる「ビルボードHOT100チャート1位」を記録した曲として有名だが、また同時に、各国でカヴァーされた同曲はオリジナルとは異なる歌詞となって広く浸透しているのも有名である。
同曲の誕生50周年を迎えた2011年、中村力丸(作曲者である中村八大の長男)氏が「“悲しみ/孤独”と“その先にある希望“を歌った、本来の意味を世界へ伝えたい」という想いから、日本と欧米の文化に最も精通した表現者であるオノ・ヨーコ氏へ英語詞を依頼、そして「SUKIYAKI」が全米1位を記録した1963年から50年目にあたる2013年、中村力丸氏が「坂本九にも通じる“親しみやすさ”と“エンターテイメント性”」を兼ね備えたオリー・マーズと出会い、「上を向いて~」の新スタンダート・ナンバー「ルック・アット・ザ・スカイ」は誕生した。
「凄く緊張したよ!でもオノ・ヨーコさんが“貴方に歌ってもらえて良かった。貴方はこの曲に新たな命を吹き込んだと思うの”と言ってくれたんだ。本当に嬉しかったよ!」
―オリー・マーズ
そして、この対面の中で、なんと「ルック・アット・ザ・スカイ」がオノ・ヨーコ氏にとって「他の人の曲を訳した」初めての曲だったことも明らかに!
「(この英語詞を引き受けることに)とても大きな責任を感じました。いつもは物事を楽な気持ちで進めることが多いから、今回は特にね。それから、人の歌詞を訳すのは今回が初めてだったの。でもこれは“私がやらなきゃ”と思った。“落ち込んでなんていられない。前を向いて歩こう”という、この曲に込められた想いだけは、絶対忘れてはいけないって。でも 私は空が好きだから、自然に出来たと思うわ。」
―オノ・ヨーコ
また「ルック・アット・ザ・スカイ」は、徳光和夫が特別出演しているミュージック・ビデオも話題だ。
「“上を向いて~”は人生の応援歌」というほど同曲の大ファンだという徳光和夫氏をはじめ、様々な老若男女が、日々の生活の中で経験する悲しみや孤独を、時には支え合いながら新しい一歩を踏み出して行く風景が描かれており、オリー・マーズ自身も「大のお気に入り」というミュージック・ビデオに仕上がっている。
奇しくも戦後70年にあたる今年2015年、「ルック・アット・ザ・スカイ」は、沢山の人々の夢と希望と共に、世界に向けて大きく羽ばたいた。