ニコライ・トカレフ
1983年9月15日モスクワにて音楽一家のもとに生まれ、4歳より音楽をはじめる。

1990年モスクワ市立グネシン記念中等音楽専門学校ピアノ科に入学。アダ・トラウプ、ミハイル・ホフロフ(同校校長)、エレーナ・リヒテル(モスクワ音楽院教授)に師事。

1995年スクリャービン記念ホール(モスクワ)のリサイタルでデビューを果たす。

1997年4月、東京・紀尾井ホールでの初来日公演を大成功のうちに収め、1998年東京、名古屋、大阪等主要都市でのコンサートを成功させる。

1999年2月、ウラディーミル・スピヴァコフ財団の奨学生の一員としてアメリカ公演に参加。同年3月、東京オペラシティコンサートホールで行われた公演の模様がNHK衛星放送第2で放映され、絶大な人気を博すこととなる。同年7月フランス・カリマール国際音楽祭に参加。

2000年1月、第10回青少年ユーロビジョングランプリで第3位受賞。同年3月、日本全国9ヶ所でリサイタルを行い、8月には読売日本交響楽団(指揮:大友 直人)とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を協演。さらに9‐10月グネシン・ヴィルトゥオーゾ(指揮:ミハイル・ホフロフ)とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番を協演。

2001年6月、モスクワ市立グネシン記念中等音楽専門学校を1年早く卒業。同年8‐9月の来日では大阪センチュリー交響楽団(指揮:小野田 宏之)とリストのピアノ協奏曲第1番等を協演したほか全国15ヶ所でリサイタルを行う。 

2002年7月、ロシア・フィルハーモニー交響楽団(指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ)のソリストとして来日しラフマニノフのピアノ協奏曲第2番等を協演、さらに11月にはリサイタルのために来日。

2004年3月、東京文化会館小ホール公演の模様がNHK-FMラジオにて放送。同年9‐10月の来日では大阪センチュリー交響楽団(指揮:下野 竜也)とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を協演したほかリサイタルを行う。

2005年3月、紀尾井ホール公演の模様が再びNHK衛星放送第2で収録・放映。本年7月の来日ではリサイタルのほかチェコ・プラハ管弦楽団(指揮:武藤 英明)のソリストとしてベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」を協演。

2006年3月、日本全国11ヶ所でリサイタルを行い、11月にはチェコ・プラハ管弦楽団(指揮:武藤 英明)のソリストとしてベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」、モーツァルトのピアノ協奏曲第14番、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番を協演。さらに12月にはロシアの作曲家兼ピアニストであるローゼンブラットとの2台ピアノ・リサイタルを開催した。

ヨーロッパでの演奏活動は、2001年4月ミュンヘン・プリンツレーゲンテン劇場でのリサイタルをはじめ、ルードヴィヒスブルク音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ラインガウ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、インターラーケン音楽祭等にも参加。これまでにヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスデン歌劇場室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、BBCフィルハーモニー管弦楽団などと協演。2005年1月には国立ロシア交響楽団(指揮:マーク・ゴレンシュテイン)のドイツツアーに参加しショパンのピアノ協奏曲第2番等を協演。2006年現在、イギリス・マンチェスターのロイヤル・ノーザン音楽大学に在学、ジーナ・パラーヒナに師事している。

2007年6月ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルよりメジャー・デビュー!