Love
Love ― ガールズヴォーカルユニット


小学生低学年の頃からTVやCMに出演し、歌とダンス歴が10年以上となるLoveの2人は、10代前半から別々のユニットで活動。
残念ながら2人が参加していたユニットはどちらも“良い方向”には行かずに解散。夢を諦めきれなかった2人は、めげることなくチャンスを求め続け5年前現在の事務所で出会った。

出身地も見かけや性格、聴いてきた音楽、そして声質も異なる2人ではあったが、幼い頃からエンターテインメントの世界に憧れチャンスを求め続けていたという2人同じような経歴、そして共に“歌で自分を表現したい”、“歌でみんなに喜んでもらえる存在になりたい”という強い志を心のうちに秘め続けてきたという共通点があった。
そんな2人に所属事務所LDHの名前の由来であり、事務所の大先輩EXILEの究極のテーマである“Love, Dream, Happiness”というキャッチフレーズのうち「Love」という言葉を与えられユニットを結成し、再々チャレンジの機会を得ることになる。同じような境遇の中で出会い、同じ夢と強い志を持つ2人には、“絆”が生まれるのに時間はかからなかった。デビューまでの厳しいレッスンを乗り越えた2人は2009年8月に遂にデビューまでたどり着く。

2009年夏リリースのDebut Single「ラブレター」は全国のFM局14局のパワープレイを獲得。2nd Single「ただ一つの願いさえ」は明治製菓「Meltykiss」のCMソングに抜擢され、着うたウィークリーチャートで1位を獲得し50万DLを超すヒット。さらに続くシングルも連続ドラマ主題歌に採用されるなど、今までの努力と強い志が徐々に実を結びはじめた。一昨年、4月にリリースした1st Album「大切なキモチ」はオリコンアルバムチャートで12位を獲得するなどスマッシュヒットを記録。その後、全国9カ所に渡る全国ツアーでも大成功をおさめ、第43回日本有線大賞新人賞を受賞し、昨年2ndアルバムもリリースするなど一歩ずつ夢への階段を上っていた。

そんな着実に階段を上っているように見えていたLoveであったが、その裏では大きな試練が訪れていた。デビューして間もなく、MISAKIがヴォーカリストにとって命である声帯を負傷。自分自身で歌声をコントロールすることができず、満足のゆくパフォーマンスが出来ない状態に陥っていた。やっと心強いパートナーと出会い、チャンスを掴み、前へと進み始めた矢先の出来事であった。

ライブやレコーディングなどスケジュールが進む重要な時期に直面した苦境。そんなMISAKIに何をすべきか、何をしてあげられるのかと悩んだSTEPHANIEは、絶対に治ると信じるようにとMISAKIに語りかけ続ける。

上手く歌えた時は自分のことのように喜び、上手くいかない時は何がどういけないのか一緒に悩み考えるという日々。そして昨年秋、出演したあるライブイベントにて、完璧にパフォーマンスをすることが出来た時、STEPHANIEは、MISAKI以上に泣き、心から泣いて喜んだ。
辛い時は周りに何を言われようとも気にしないように励ましつづけ、失敗した時はアドバイスし励ますという姿勢を根気強く続けたSTEPHANIE。
それまでに培ってきた2人を結ぶ絆は、周囲の想像をはるかに超えて強く固いものに変化を遂げていた。

そして前作のリリースから丸1年となる2012年春、努力とサポートの甲斐あってMISAKIの声帯の負傷は限りなく完治に近づきLoveが再び始動する。