レイフ・オヴェ・アンスネス

レイフ・オヴェ・アンスネス

優雅さ、力強さ、洞察力を兼ね備えたピアニスト ────ニューヨーク•タイムズ紙
同世代で最も才能豊かな音楽家 ―───"ウォールストリート•ジャーナル紙
 

 1970年、ノルウェーのカルモイ生まれ。ベルゲン音楽院でチェコのイジー·フリンカ(Jiří Hlinka)に学ぶ。またベルギーのジャック・デ・テイエージュ(Jacques de Tiège)からのさまざまなアドバイスも、アンスネスの演奏スタイルや哲学に大きな影響を与えてきた。アンスネスは、自分にインスピレーションを与えてきたピアニストとして、ディヌ・リパッティ、アルトゥーロ·ベネデッティ·ミケランジェリ、スヴャトスラフ・リヒテル、ゲザ・アンダを挙げている。現在、コペンハーゲンとベルゲンに在住。ノルウェー西部のハルダンゲル地方にある山荘でも多くの時間を過ごす。2016年から夏にノルウェーのローセンダールで開催されるローセンダール室内楽音楽祭を主催している。 

 2012年からソニークラシカルと専属録音契約を結び、2014年にかけてマーラー・チェンバー・オーケストラとベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音。2016年にはシベリウスのピアノ作品、2018年にバラード全4曲を含むショパンのピアノ作品を録音している。

 アンスネスはこれまでヴァージン・クラシックスとEMIクラシックスにバッハから現代までおよぶレパートリーで30枚以上のソロ、室内楽、協奏曲のアルバムを録音しており、グラミー賞ノミネート8回、グラモフォン賞など数多くの国際的な賞を授与されている。また、ノルウェーで最も名誉ある「ノルウェー王国聖オラフ勲章」のほか、2007年には、政治、スポーツ、文化の分野で大きな功績を残した人物に与えられる「ペール·ギュント賞」を受賞。ロイヤル·フィルハーモニー協会の演奏家賞、ギルモア・アーティスト賞も受賞している。オスロのノルウェー音楽アカデミーの教授、コペンハーゲンの王立音楽院客員教授をつとめ、スウェーデン王立音楽アカデミーのメンバーでもある。