リーランド
アメリカ、テキサス出身の5ピース・バンド。核となるのはメイン・ソングライターでありヴォーカルとギターを務めるリーランド・モーリング、現在20歳。彼が弱冠17歳のときに、兄のジャック・モーリング(Key & back vocals)、従弟(いとこ)のジェイク・ホルツ(bass)、友人のジェレマイア・ウッド(guitar/進学のため脱退、その後マット・キャンベルが加わる)、マイク・スミス(drums)により結成。11歳より曲を書き始めたリーランドは、14歳にしてその非凡な才能をEMI CMG Publishingの社長に見出され、15歳で作曲家契約を結ぶ。その後、彼の楽曲デモはSony傘下のEssential Recordsへ渡り、すぐさまレコード契約となった。

テキサスの出身ながらメンバー全員が影響を受けたバンドとしてColdplay、Travis、Muse、U2等の名を挙げており、その音楽的背景からも分るように、リーランドの音楽はUK/ヨーロッパ的な流麗な美メロが主軸となり、曲ごとにギターとピアノが絶妙なバランスで重なり合い一層の個性を放つ。確かに“ロック”であるのに、果てしなくピュアで美しい音楽だ。デビュー・アルバム『サウンド・オブ・メロディーズ』で07年3月に日本デビュー。同年の初来日ライヴでは、当時18歳とは思えない実力を見せつけたリーランドの奇才ぶりと新人離れしたバンドとしての確かな実力で大反響を呼ぶ。そして08年2月にセカンド・アルバム『オポジット・ウェイ』を発表。ピュアな音世界はそのままに、よりバンド色を強めたロック・サウンドで大きな成長を実証したそのアルバム・タイトルには<たとえ他の人たちと逆方向【オポジット・ウェイ】であろうとも、信じる方向へ進むんだ>という強いメッセージが込められている。このセカンド・アルバムはグラミー賞にノミネートされ、なんとデビューから2枚連続でグラミー賞ノミネートを受けるという快挙も果たしている。早くも2009年夏にリリースが予定されている新作に向け現在レコーディング中、5月には新作に先駆け待望の再来日公演が決定している。