ディジョネット最新録音はジョンスコ、メデスキ、グレナディアと共演!現代JAZZ界最強グループ,デビュー盤発売。ディラン、ジミヘンのカバーも。
現代ジャズ・シーンの最高峰ジャック・ディジョネットの最新スタジオ・アルバムが7月26日発売された。8月9日の誕生日で75歳となる名ドラマー、ディジョネット。本作はジョン・スコフィールド(ギター)、ジョン・メデスキ(キーボード)、ラリー・グレナディア(ベース)と共に始動した新プロジェクトでのデビュー盤となる。日本盤にはボーナス・トラックとしてジミ・ヘンドリックスのカバー「キャッスルズ・メイド・オブ・サンド」(約6分)を収録、アルバムの総再生時間が78分を超す充実の内容となっている。そして、この曲では悟りの境地にも似た味わい深いディジョネットの歌唱を聴くことができる。
アルバム・タイトル『ハドソン』は4人ともニューヨーク北部に位置する<ハドソン>地区に住んでいることに由来している。ハドソン川沿に広がる緑豊かなこの地域は古くから芸術家が多く移り住み、独特のカルチャーが育まれたことでも知られる人気のエリアだ。1969年ジミヘンやザ・バンドが出演した<ウッドストック・フェス>もここで行われていることから、ディランやジミヘン、ザ・バンド等、縁のある曲のカバーが収録されている。
ディジョネット、ジョンスコ、メデスキ、グレナディアの4人は2014年ウッドストック・ジャズ・フェスで初共演し意気投合。もちろん、ディジョネットとスコフィールドはマイルス・デイビスと共演した仲間として30年来の付き合いがあり、それぞれ共演したことはあるものの、個性派4人が勢ぞろいしたのはその時が初めてだったという。ステージや録音で常に多忙を極める4人がスケジュールを調整しようやく今年1月、レコーディングが実現することになった。アルバムは、スタジオに参集した4人の即興ナンバー「ハドソン」から始まり、ディジョネットやジョン・スコフィールドのオリジナルに加えてボブ・ディランの「レイ・レディ・レイ」「はげしい雨が降る」(③⑤)やジミヘン(⑥⑫)、ジョニ・ミッチェル(④)、ザ・バンド(⑩)の時代を彩ったロック名曲カバーで構成されている。リヴォン・ヘルム(ザ・バンド)の大ファンだというディジョネット。R&B,ロック、ファンクを聴いて育った類まれなる才能をもつジャズ・ミュージシャン4人が自在に交わす音の会話が、世界の音楽ファンへ世代やジャンルを超えて広がっている。
・ボブ・ディラン「レイ・レディ・レイ」カバー 試聴リンク
【商品情報】
『ハドソン』
7月26日発売/品番:SICX90/ \2400+税
(原盤:Motema Music)
*内はコンポーザー名
1.ハドソン
2.エル・スウィング( ジョン・スコフィールド)
3.レイ・レディ・レイ( ボブ・ディラン )
4.ウッドストック(ジョニ・ミッチェル)
5.はげしい雨が降る( ボブ・ディラン )
6.明日まで待って(ジミ・ヘンドリックス)
7.ソング・フォー・ワールド・フォーギヴネス (ジャック.ディジョネット)
8.ダーティ・グラウンド(J.D & ブルース・ホーンズビー)
9.トニー・ゼン・ジャック (ジョン・スコフィールド )
10.アップ・オン・クリップル・クリーク(ロビー・ロバートソン)
11.グレイト・スピリット・ピース・チャント (ジャック.ディジョネット)
☆日本盤ボーナス・トラック
12.キャッスルズ・メイド・オブ・サンド(ジミ・ヘンドリックス)
(録音:2017年1月キャッツキル NRSスタジオ)
Personnel:
ジャック・ディジョネット(ds、fl,vo), ジョン・スコフィールド(g,fl) ,ラリー・グレナディア(b,vo)、ジョン・メデスキ(key,fl.vo)
【バイオグラフィー】
ジャック・ディジョネット:現代ジャズを牽引するアーティスト達から信頼されるカリスマ。 1942年8月9日シカゴ生まれ。60年代から活動を始め、1968年マイルス・デイビスのバンドにトニー・ウィリアムスの後任として参加。「ビッチェズ・ブリュー」(70)、「オン・ザ・コーナー」(72)という歴史的名盤でジャズ、ファンク、ロックを融合した衝撃のサウンドを生み出した革新的なドラマー。
【商品リンク】
https://www.sonymusic.co.jp/artist/jackdejohnette/discography/SICX-90
*デジタル配信中
https://itunes.apple.com/jp/album/hudson/id1255036043?app=itunes&ls=1