アタラズモトオカラズ【初回生産限定盤】
2016.12.07
アルバム
¥3,704+税
ESCL-4748 ~ ESCL-4749
石崎ひゅーいの快進撃!3枚目のオリジナルアルバムが完成!
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溺れかけた魚

DISC 1

  • 1. 溺れかけた魚

  • 2. 牧場で僕は迷子になって

  • 3. ダメ人間

  • 4. 敗者復活戦

  • 5. 傷心

  • 6. 沈黙

  • 7. サヨナラワンダー

  • 8. ピノとアメリ

  • 9. お前は恋をしたことがあるか

  • 10. さよなら、東京メリーゴーランド

  • 11. アタラズモトオカラズ

  • 12. 謝肉祭

DISC 2

  • 夜間飛行 From石崎ひゅーいTOUR2016「花瓶の花」@東京キネマ倶楽部
  • ファンタジックレディオ From 石崎ひゅーいTOUR2016「花瓶の花」@東京キネマ倶楽部
  • ピーナッツバター From 石崎ひゅーいTOUR2016「花瓶の花」@東京キネマ倶楽部
  • 花瓶の花 From 石崎ひゅーいTOUR2016「花瓶の花」@東京キネマ倶楽部

アタラズモトオカラズ / 石崎ひゅーいセルフライナーノーツ

 

1)溺れかけた魚(作詞:石崎ひゅーい・須藤晃 作曲:石崎ひゅーい)

 そもそも今回のアルバムを作ることになった発端は「面白い詩のイメージがある」という須藤さんの一言でした。2ndアルバム『花瓶の花』をリリースしてまだ間もない頃で、次のアルバムなんて来年以降の感じで(っていうか次のアルバムってあるんだ、みたいな)急いで作ることになるなんて考えもしなかったことでした。

今年になって【コッパミジン】というバンドスタイルのイキっぱなしライブをやり、【オツヤ】というノンPAライブを狭いクラブでやり、【ナイトミルク】というカバーライブをプラネタリウムなどでやり、誘ってもらったイベントライブはギター1本で参加したりもして全国的にかなりの本数のライブをやってるうちに「一度昔のフォークスタイルをメインにしたアルバムを作ってその形でライブでやらないか」というのが須藤さんの提案でした。「ひゅーいの言葉をみんなの心に置いてこい」って言われました。詩を届けるようなアルバムを作れということだと理解しました。作品を作るということの醍醐味を初めて味わいましたね。そしてこんな曲やってる奴はいないという確信が生まれた作品です。

 

 

2)牧場で僕は迷子になって(作詞・作曲:石崎ひゅーい)

 2ndアルバム制作時に作った曲で、今回ブラッシュアップしました。目が覚めてなんとなく呟いたみたいな世界観が好きで、そういった曲がギターを持つと自然にできてしまうのだけれど、別に胸を張って言うべき主張もなく、自分自身のいたらなさを本当にツィートしただけみたいな曲。目が覚めたばかりだから、夢の中から現実に入り込んでくるようなある種のファンタジー感が好き。夢想の世界のようでリアルなところが自分らしい作品だと思います。

 

 

3)ダメ人間(作詞・作曲:石崎ひゅーい)

 以前ライブでやっていた曲をちゃんとレコーディングして、子供たちのコーラスも入れました。自分がダメ人間なんだと言えば言うほど力が出てくる不思議な曲になりました。ミュージシャンというものはそれほど賢くもないし計算高くもないし単純でただ音楽が好きなだけからスタートしているわけで、だから一般人としてはとてもダメなところが多い。でも「あれ」だけは忘れられない。それは自分を救ってきた「歌」なんだ、ということが言いたかったんですが。ある意味で僕のテーマ曲です。世の中にダメじゃない人間なんているわけない。

 

 

4)敗者復活戦(作詞:石崎ひゅーい・須藤晃 作曲:石崎ひゅーい)

 これはスタジオで「さあ〜1曲作るぞ」と須藤さんに言われて10分ほどで出来上がった曲。オリンピックを見ていて、敗者復活戦で勝ち上がれなかった人たちのことを考えていたら詩のイメージが出来ました。最初から最後まで誰かがハモったらいいぞということで、須藤さんがプロデュースしているアーティスト、MINMIさんに依頼しました。勝敗というのは相手があって生まれること。一人じゃ勝ちも負けもないってこと、です。自分一人じゃ絶対に作れなかったタイプの曲です。

 

 

5)傷心(作詞・作曲:大友裕子)

 自分の好きな日本の名曲をカバーするナイトミルクというインターネットラジオとライブをやっていると、実に優れた曲が多いことに気づきました。この曲は教えてもらって聞いた時にすぐに気に入り、デモテープを作ってみたら歌いたい曲になったので今回カバーで収録することにしました。トオミさんのアレンジがものすごい。この曲をずっと誰かに歌ってもらいたかったんだと須藤さんがしきりに言っていました。僕でよかった、です。

 

 

6)沈黙(作詞:須藤晃 作曲:浅田信一)

 須藤さんが以前プロデュースした作品の中から1曲何かを歌おうということになり、浅田さんのこの曲とジェホの「DOWN」のどちらかに絞り込み、この曲にしました。もともと突き刺さるような言葉の速射砲が自分のスタイルだし、その原点がずっと聞いてきた須藤晃的世界観なので、この曲をカバーできたこともラッキーでした。曲調も新鮮でした。情報が多すぎるので、不必要な情報をカットするようなフィルターを目と耳につけたい。意識的にスルーするようにしよう。ミザルキカザルイワザル。

 

 

7)サヨナラワンダー(作詞・作曲:石崎ひゅーい)

 自分がもともと組んでいたアストロコーストの曲。バンドスタイルで出したものをバラードでやらないかと言われてトライしました。意外とすんなり抵抗もなく歌えたのでかえって驚きました。こんないい曲だったんだ、みたいな。「ほしのふるまち」という映画のオープニングでアストロバージョンは使われて、その時の主人公は18だったけれど、今回は作った時の自分の年齢に戻して26って歌詞で歌っています。他にも少し詩を変えました。若干大人になりました。

 

 

8)ピノとアメリ(作詞:石崎ひゅーい 作曲:トオミヨウ)

 2ndアルバム『花瓶の花』後に出したシングル。『NARUTO』のエンディングテーマ。「今年は攻めるぞ」なんて漠然と力んでいた時に、指名されて渾身の思いで書いた曲。この時にはすでにこの3rdアルバムの構想があったので、全体的な詩の世界は共通しています。

 

 

9)お前は恋をしたことがあるか(ひゅーいソロヴァージョン)(作詞・作曲:石崎ひゅーい)

 『ピノとアメリ』のカップリングとして、尾崎世界観くんとの共演テイクを発表しましたが、これは全く別のアレンジでのピアノとストリングスバージョン。須藤さんのレコーディングスタイルは独特で、全体を録音している時に歌ったテイクはほとんど本番になるので、ほぼ一回しか歌わないんですね。これもそうです。トオミさんのピアノとストリングスと同時録音です。

 

 

10)さよなら、東京メリーゴーランド(作詞・作曲:石崎ひゅーい)

 スペースシャワーのアプリで読むことができた小説があって、それを書き続けて、その小説に基づいて書いた曲。そして今回のアルバムのもう一つの核になっている曲です。実はアルバムにはいろんな人が登場しているんですが、ほぼ映画のように同じ登場人分を追いかけていて、それはこの曲と書いた小説がモチーフになっています。

 

 

11)アタラズモトオカラズ(作詞:石崎ひゅーい・須藤晃 作曲:トオミヨウ)

 何か新しいことをやりたくて、須藤さんの提案で、トオミさんと須藤さんと僕がそれぞれが勝手にこのアルバムのテーマ曲を作るために材料を持ち寄り、それを僕が仕上げた感じの曲。スリリングでした。特に相談することもなく、反応するままに絵を描いたという感じで、とんでもない曲になってしまって。本当はこの倍ぐらいの長さになりそうだったんだけれど、それじゃあんまりにも長いということで整理しました、でもこの長さになってしまって。自分の進むべき方向を指し示してくれた怪物のような作品です。文学的で音楽的で映像的で。このヨーロッパ的でアメリカ的でアジア的な混沌とした感じが、石崎ひゅーいの世界観です。トオミさんのピアノとアレンジがたまらないです。

 

 

12)謝肉祭(作詞:石崎ひゅーい・須藤晃 作曲:石崎ひゅーい)

 20年後まで歌い続けている歌を作りたくて、自分がなぜ歌うのかを歌にしました。自分にとっての今の狭い生活空間や時代の閉塞感や日本人であるという誇りや困惑や不安や人間関係の複雑さへのこだわりや、すべてのコンプレックスを余すことなく書いたら10分を超える曲なりました。これは石崎ひゅーいの国歌のようなものであり校歌のようなものであり子守唄であり代表曲だと思う。この歌を歌えなくなったら歌うことをやめることにします。万歳。

 

 

 全体を通して今回のアルバムを須藤さんにプロデュースしてもらったことで気づいたことが山のようにあります。ニコニコしながらも全くと言っていいほど、独断的で、こうするからという瞬時の決断と判断とで全体がものすごいエネルギーで進んでいく。確信があるんですね、あらゆることに。僕の意見なんて、どう思うかいいなよと言いながら結局関係ない。カバーの撮影も事務所に行ったら、須藤さんたちスタッフが車に乗り込んで「行くぞ」みたいな。あっという間に撮影。衣装やコンセプトも決まっていて、全部イメージやビジョンが明確にある。だから誰も迷わないし不安もない。だからほとんど滑るように物事が進行する。このパワーが日本の音楽シーンを作ってきた人のパワーなんだと思いました。6、7年前に横浜のライブハウスで声をかけられて。ようやく一緒に作品作りができた感激と出来上がった作品への愛着と感動で、僕はほとんど毎日ニヤニヤしています。年が明けたら、このアルバムを引っさげてライブだあ。



【初回生産限定盤】
■CD+DVD
■スペシャアプリ連載小説「さよなら、東京メリーゴーランド」入り歌詞ブックレット封入

【タイアップ】
■M.8「ピノとアメリ」・・・テレビ東京系アニメーション「NARUTO―ナルト― 疾風伝」エンディングテーマ


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