遂に初来日を果たした、オアシス、ノエル・ギャラガーのマネジメントの秘蔵っ子、ダーリア
「バンド史上最高の経験だった」(ネイサン・デイ)
photo by MITCH IKEDA
オアシス、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズらのマネジメントを手掛ける“Ignition”の秘蔵っ子、ネイサン・デイ(Vo/G)、デイヴ・ウィリアムス(B)、ジャック・ベンサム(Dr)からなる、英ブラックプール出身のスリーピース・バンド=DARLIA(ダーリア)。
本国UKでは、これまでにグラストンベリー、Tイン・ザ・パーク、レディング、リーズなどの歴史あるフェスティバルへの出演を果たし、4月に発売され、ロック・ファンの間で話題を集めた日本デビュー・ミニ・アルバム『ペタルズ』を引っさげ、SUMMER SONIC 2015への参戦の為、遂に初来日。8/15(土)のサマーソニックのステージでは全7曲をパフォーマンスし、機材トラブルに見舞われたにも関わらず、日本のロック・オーディエンスにその存在感を存分にアピール。初の日本でのライヴ・デビューを飾り、8/17(月)には、SUMMER SONIC EXTRA SHOWを渋谷クラブクアトロにて行った。
次世代を席巻するであろう、バンドの公演だけに、同世代の若い男女のオーディエンスらが会場に集結。トップバッターのPRETTY VICIOUS(プリティ・ヴィシャス)のパフォーマンスの後、オーディエンスたちが放つ熱気あふれる中、DARLIAが登場。
オープニングの「ナパーム」から始まり、『ペタルズ』に収録されている「パンデモニウム」、日本のロック・ファンが彼らを知るきっかけとなったヒット曲「スターズ・アー・アラインド」などをプレイし、大いに会場を沸かせた。中盤、ネイサンのセンスを感じさせる奇才デヴィッド・リンチ監督作品、映画『ワイルド・アット・ハート』の中で印象的に使われているクリス・アイザック「ウイッキド・ゲーム」のカヴァーを弾き語りで披露。その後も初期の代表曲「チョーク・オン・ボーンズ」、「ブラッド・マネー」、会場中をシンガロングさせた「ディア・ダイアリー」、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ「クイーン・オブ・ハーツ(2015)」から、バンドの絆の固さを見せたアウトロでの轟音と歓声が鳴り響く中、本編は終了。
当初予定のなかったアンコールだったが、日本のファンの熱心な姿に心打たれたバンドは、最後にアメリカのトラディショナル・フォーク・ソング「朝日のあたる家」(「House Of The Rising Sun」)のカヴァーをバンドで披露、全13曲をプレイした公演となった。
VO/Gのネイサンは今回の初来日を振り返り
「誰に言わされてるとか関係なく、日本が本当に好きだ。そうそう今夜のライブの件だった、韻を踏みたいわけじゃないけど、ありのままの心をスリーブ(袖)に通してくれた皆のナイーブ(純真)さに感動したよ。俺もありのままの自分を表現したかったから今夜はそうしたんだ。それが 俺が歌っている理由だよ。早くまた日本に戻ってきたいよ。“バンド史上最高の経験だった”と俺たちは感動しているんだ」とコメントを寄せている。
DARLIA初来日を終えて #サマソニ &サマソニEXTRAで新人離れしたパフォーマンスを見せた @Darlia から、日本のファンへ向けてのメッセージビデオです https://t.co/8sZ8iDC0Aa
— ソニー・ミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2015, 8月 18
今後は8月下旬に開催されるレディング、リーズ・フェスティバルへ出演や、ファースト・フル・アルバム制作の準備に入るそうだ。
【DARLIAから日本のファンへのメッセージ動画】
https://twitter.com/INTSonyMusicJP/status/633566026513281026
【ダーリア / プリティ・ヴィシャス SUMMER SONIC EXTRA SHOW】
2015年8月17日(月) 渋谷クラブクアトロ
DARLIA セット・リスト
1. NAPALM
2. PANDEMONIUM
3. I’VE NEVER BEEN TO OHIO
4. CANDYMAN
5. STARS ARE ALIGNED
6. WICKED GAME(クリス・アイザックのカヴァー)
7. CHOKE ON BONES
8. BLOOD MONEY
9. LONG WAY DOWN
10. DEAR DIARY
11. QUEEN OF HEARTS(2015)
12. OUTRO
- Encore-
13. HOUSE OF THE RISING SUN(カヴァー)
【MV】
「スターズ・アー・アラインド」MV
「クイーン・オブ・ハーツ(2015)」MV
【リリース情報】
DARLIA / PETALS
ダーリア / ペタルズ
発売中
SICP-4405 \2,200+税 歌詞・対訳・解説付 日本盤ボーナス・トラック4曲収録
1. スターズ・アー・アラインド
2. アイヴ・ネヴァー・ビーン・トゥ・オハイオ
3. クイーン・オブ・ハーツ(2015)
4. キャンディマン
5. ディア・ダイアリー
6. セイ・ユア・プレイヤーズ
7. パンデモニウム(アコースティック)
8. キャンディマン(アコースティック)
日本盤ボーナス・トラック4曲収録
9. アニマル・キングダム
10. パンデモニウム
11. ブラッド・マネー
12. ウォント・セイ
【DARLIA ショートバイオグラフィー】
ネイサン・デイ(Vo/G)、デイヴ・ウィリアムス(B)、ジャック・ベンサム(Dr)からなる英国ブラックプール出身の3人組=ダーリア。オアシス、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズらのマネジメントを手掛ける“Ignition”の秘蔵っ子として、2013年~14年にかけての本国でのシングル/EPなどのリリース、グラストンベリー、Tイン・ザ・パーク、レディング、リーズなどの歴史あるフェスティバルへの出演や単独ツアーが話題を呼び、これまでの彼らを体感できる8曲に、日本盤ボーナス・トラック4曲を追加収録した、ミニ・アルバム『ペタルズ』でこの春日本デビューを果たした。ネイサンが書く楽曲は、アメリカ由来の90年代のグランジを思い起こさせるが、実に彼らのサウンドは英国ロックバンド的である。それはグランジが終焉を迎え、それと交差するようにブリット・ポップが勃興した、象徴的な“1994年”に生を享けたことに関係があるのかも知れない。2015年夏、SUMMER SONIC 2015、SUMMER SONIC EXTRA SHOWの為、初来日を果たした。