藤倉大のフルート協奏曲がイギリスの最も有名な音楽賞『アイヴァー・ノヴェロ賞』作曲家賞の「室内アンサンブル部門」を受賞!
©Mark Allan
※クレジット記載の上ご活用下さい
ロンドン現地時間12月4日の夜、大英博物館で行われたイギリスの最も有名な音楽賞『アイヴァー・ノヴェロ賞』作曲家賞の授賞式で、藤倉大のフルート協奏曲が「室内アンサンブル賞」を受賞した事が発表されました。
アイヴァー・ノヴェロ賞は、現代音楽やジャズ等を含む11のカテゴリーに分かれており、様々なジャンルによる各賞を13人の作曲家が受賞しました。内12人が初受賞となり。多くの賞が女性作曲家に贈られました。
<アイヴァー作曲家賞選考委員コメント>
「室内アンサンブル賞」 藤倉大:フルート協奏曲
「このフルート協奏曲は美しく、透明感あふれるサウンドで、アンサンブルの書法はそれぞれの楽器の鮮やかな音色が炸裂するようだ。
大変深く思いめぐらされた作品であり、純粋に楽器の特殊技法が、うっとりとしてしまう魅力的な方法で調和されている。」
<藤倉大 コメント>
「授賞式まで授賞するかどうか全く分からないというこのアイヴァー・ノヴェロ賞 (昔のブリティッシュ・コンポーザー・アワード)。寒いから今日行きたくないな、どうせもらえないだろうし、と思ったけど行って良かったです。
もらえたようです。手ぶらで大英博物館での授賞式に行ったので、この重いトロフィーを手で握りながら地下鉄に乗って帰宅。
名古屋フィルハーモニー交響楽団/セントポール室内管弦楽団の共同委嘱によるフルート協奏曲が受賞した事は僕にとって大変嬉しいです。」
|フルート協奏曲収録アルバム|
藤倉大オーケストラル・ワークス「世界にあてた私の手紙」
■品番:SICX-10002 ■価格:¥3,000+税
■レーベル:SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL
■発売日:2016年6月22日
収録曲:フルート協奏曲/世界にあてた私の手紙〜バリトンとオーケストラのための(全6曲)/ミナ〜5人のソリストとオーケストラのための/バニツァ・グルーヴ
|日本国内で聴ける今後の藤倉大初演作品|
●2019年12月20日(金)19:00
浜離宮朝日ホール
bueno ueno〜サクソフォンと太鼓のための(上野耕平委嘱作品)※世界初演
上野耕平(サクソフォン)、林英哲(太鼓)
●2019年12月26日(木)19:00
東京オペラシティ リサイタルホール
Sawari〜三味線のための(本條秀慈郎委嘱作品)※世界初演
本條秀太郎(三味線)
●2020年3月13日(金)19:00
東京オペラシティ コンサートホール
Akiko’s Diary〜ピアノ独奏のための(ピアノ協奏曲第4番 《Akiko’s Piano》のカデンツァより)※世界初演
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
●2020年5月16日(金)、5月17日(土)
愛知県芸術劇場コンサートホール
三味線協奏曲(長谷川綾子/本條秀慈郎委嘱作品)※日本初演
本條秀慈郎(三味線)、ジェフリー・パターソン(指揮)、名古屋フィルハーモニー交響楽団
今後共、藤倉大の活動にご注目ください。