本名クリスティーナ・マリア・アギレラ。1980年12月18日、米NY州スターテンアイランド生まれ。37歳(2018年5月現在)

 

幼少期、父親の仕事の関係で、両親とともに世界各国で暮らし、3歳から6歳までを日本で過ごす。その後米国に戻り、ペンシルバニア州ウェックスフォードで育った。12歳から14歳までは、ミッキーマウスクラブに出演し、後にスターとなるブリトニー・スピアーズやジャスティン・ティンバーレイクらとも共演。1998年、RCA レコードと契約。99年にデビュー・アルバム『クリスティーナ・アギレラ』をリリース。3枚の全米No.1シングル(1stシングル「ジニー・イン・ア・ボトル」は5週連続1位)を生んだ本作品は、78週連続全米アルバムチャート・イン、トータル・セールス1400万枚を売り上げる大ヒット作となり、グラミー賞「最優秀新人賞」を獲得。名実共に大ブレイクを果たす。2001年、P!NK, Mya, Lil Kimの豪華女性アーティスト共演シングル「レディ・マーマレード」(映画『ムーラン・ルージュ』より)が大ヒット。翌年グラミー賞「ベスト・ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴぉーカル」部門を受賞。しかし本当の意味でクリスティーナ・アギレラの凄さ、素晴らしさを世界が知るのはここからになる。

 

デビュー作の世界的成功を背景に、2 作目の制作イニシアチヴを獲得。マネージメントも変え、スタッフも自らのヴィジョンを実現させ、“自分”を貫くために吟味し、再構築を行った。そうして理解者となったリンダ・ペリーやサウンド面でのパートナーとなるスコット・ストーチなどを迎え入れ、02年に完成させた作品がセカンド・アルバム『ストリップト』。より過激で、より美しく、そしてより強靭であり、当時のクリスティーナ自身を投影した作品となった。その過激な表現は賛否両論、様々な反応を巻き起こすが、その作品からリリースされた4枚のシングルに込められた強いメッセージと、アルバム発売に伴うワールド・ツアーで魅せたパフォーマ−、そしてボーカリストとしての絶対的な実力で世界を圧倒。まさに、自らの力で世界を組み伏せていった。同作品に収録された彼女の代表曲である「ビューティフル」でも歌われているように、 “自分らしくあること”を世に問うその強く美しい姿はファンの共感を呼び、熱烈なファン・ベースを獲得。結果、作品は1000万枚のセールスを記録し、グラミー賞「最優秀ポップヴォーカル・パフォーマンス」部門を受賞。かくしてクリスティーナは“ポップ・アイドルとして作り上げられた姿”を脱ぎ捨てた“ありのままの自分の姿”を世界に認めさせ、真の意味でのシンガー、そしてアーティストとしての地位を完全に両立させた。

 

2006年、ワールド・ツアーで更に強固なものとなったシンガー/エンターティナーとしての実力、一段と磨きがかかったその美貌、そこにセカンド・アルバムで自ら勝ち得た自信とステイタスが加わった正に無敵のエンターテイメント作品、サード・アルバム『バック・トゥ・ベーシックス』を発表。30~40年代の古き良きアメリカのグラマラスなイメージに現代的なクリスティーナの解釈を投影させた独自の世界観で統一された作品は、全世界15カ国でアルバム・チャート1位を記録。翌年はグラミー賞「最優秀ポップヴォーカル・パフォーマンス」部門を再び手にし、ワールド・ツアーを決行。超一流のエンターティナーへと見事に変貌を遂げたクリスティーナに世界中が感嘆の声を上げ、初の日本武道館公演会場では、あまりの感動に涙する女性の姿も多く見られた。

 

2008年1月に息子マックスを出産したクリスティーナは、同年11月、デビューから10年分の魅力が詰まった初のべスト・アルバム『キープス・ゲッティン・ベター~グレイテスト・ヒッツ』を発表。単なるヒット曲の寄せ集めではなく、“常に自分を開拓し、ポップスの新しい定義を作り上げてきた1人のアーティスト=クリスティーナ・アギレラの自叙伝でありアートそのもの”をベスト・アルバムで1つの形にしてその輝かしい第一章を総括したクリスティーナは、09年から1年以上の月日を費やし、オリジナルとしては4年振りとなるアルバム『バイオニック』(4thアルバム)を2010年6月に発表。全米チャート3位、UKやヨーロッパ・ビルボード・チャートでは1位、日本でも総合6位を記録するなど世界中で大ヒット。アイドル的スタンスから、本格派シンガーへと移行していく過程の中で、その決定打となった作品でもあり、同時にコンテンポラリーなエレクトロニック・ミュージック/R&Bを体現した傑作。過激なMVが話題となった「ノット・マイセルフ・トゥナイト」、ニッキー・ミナージュをフィーチャーした「ウーフー」、ダンス・チャートを制した「ユー・ロスト・ミー」等のシングル・ヒットを収録。全米アルバム・チャート3位を記録した。

 

同年11月(日本は12月)には、2009年から2010年にかけて半年以上を撮影に費やした初主演映画『バーレスク』が公開となり、ほぼ全編が劇中で披露される楽曲で占められたサウンドトラックともに大ヒットを記録。クリスティーナが歌う「Bound to You」がゴールデン・グローブ賞「最優秀オリジナル楽曲賞」がノミネートされるなど、改めてシンガーとして、また女優としての評価を高めるに至った。

 

2011年からは米タレント・オーディション番組The Voice」に審査員/コーチとして出演。同番組での共演がきっかけとなったマルーン5との「ムーヴス・ライク・ジャガー」が全米No.1ヒットを記録。そして2012年の11月には、オリジナルとしては通算5作目となる『ロータス』を発表。シングル「ユア・ボディ」はマックス・マーティン(アヴリル/ケイティ・ペリー/アッシャー他No.1ヒット多数)、シェルバック(「ムーヴス・ライク・ジャガー」他)、サヴァン・コテチャ(ワン・ダイレクション一連のシングル他)という超強力メンツが手がけ、アルバム全体としてもシングル曲に象徴される「アギレラ・ポップ」が満載となった作風となった。

その後、2013年にはピットブルとの軽快なコラボ曲「フィール・ディス・モーメント」でチャートを再びにぎわせ、2014年にはア・グレイト・ビッグ・ワールドとの美しいバラード・デュエット曲「セイ・サムシング」が世界的大ヒットに。同曲で第57回グラミー賞では最優秀ポップ・デュオ/グループ賞を受賞した。

 

そして2018年6月、約6年ぶりとなる通算6枚目の最新アルバム『リベレーション』が遂にリリースとなる。9月からは、新作に伴う最新全米ツアー『The Liberation Tour』が発表されている。