秋山 ちえ子

ジャーナリスト、評論家。1917年生まれ。東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大)卒。国立東京聾唖学校の教官を経て結婚、退職。1948年よりNHKラジオ放送をはじめ電波と活字の仕事を続ける。戦後7年間放送したNHKラジオ婦人番組「私の見たこと聞いたこと」で1954年第2回エッセイストクラブ賞、1991年にはTBSラジオ放送「秋山ちえ子の談話室」で第39回菊池寛賞を受けた。この放送は1957年から2002年10月4日の放送終了まで45年間、12,512回にわたり放送され、その後3年間の期間限定で始めた「日曜談話室」に受け継がれた。番組の終了に伴い、放送の第一線から退くも、毎年8月15日の終戦記念日に行ってきた「かわいそうな ぞう」の朗読は、「大沢悠里のゆうゆうワイド」の生放送にてライフワークとして今なお続けられている。