イタリアが誇るピアノの貴公子アルベルト・ピッツォ、待望の3rdアルバム「MEMORIES」リリース!
◎イタリアが誇るピアノの貴公子にして作曲家・アルベルト・ピッツォ。ソニー・クラシカルからの待望のニュー・アルバムは、名門ロンドン交響楽団との共演になる「MEMORIES」です。
◎アルベルト・ピッツォは、超絶技巧にラテンのパッションが溢れ出る、今世界が注目する新進気鋭の実力派ピアニスト・作曲家。「MEMORIES」はピッツォにとって3枚目のソロ・アルバムとなりますが、今作は、オリジナル作品のほか、ピッツォ流にアレンジしたスカルラッティやショパンも含め、クラシック出身の彼らしさと、ジャンルにとらわれないオリジナリティが魅力といえるでしょう。ボーナス・トラックとして、バッハのピアノ協奏曲第5番(アレンジなしの原曲通り)を収録しています。
◎編曲と指揮は、コルブッチ監督の「続・荒野の用心棒」、パゾリーニ監督の「奇跡の丘」、フェリーニ監督の「女の都」、タランディーノ監督の「キル・ビル」などの映画に音楽を提供し、1994年の名作「イル・ポスティーノ」ではアカデミー賞作曲賞を受賞したイタリアの作曲家ルイス・バカロフ。バカロフがピッツォのピアニスト・作曲家としての才能に惚れ込み、自ら指揮と編曲を買って出た、豪華共演アルバムでもあります。
◎アルベルト・ピッツォのコメント
「私がマネージャーとともにミラノからナポリに向かう列車の旅では、よく今後のプロジェクトについて話し合うことが多い。その日の午後は、巨匠バカロフが私の作品を1曲でも編曲してくれたら・・・という話になり、その話題がどんどん膨らんでいった。すると窓の外に、あのバカロフ氏にそっくりの人物が歩いているではないか。私たちは椅子から飛び上がり、その人物めがけて走っていった。これがバカロフ氏との出会いだった。私たちは食堂車でコーヒーを飲んでこの出会いに感謝した。そして私の方から、編曲の話を切り出してみたのだ。バカロフ氏は一度コーヒーを啜って、その場で快諾してくれた!それ以来何度も打ち合わせを重ね、みなさんが手にされている『MEMORIES』が完成したのである。ここには私の作品のほかに、私が編曲したスカルラッティのソナタ1曲とショパンのプレリュード2曲、それにJ.S.バッハのピアノ協奏曲第5番を、こちらはオリジナルのまま、収録してある。私の願いは、バカロフ氏同様、音楽のスタイルのジャンルや境界の壁を超えていくことだった。バカロフ氏と私の共同作業によって、様式を超えた独特のメロディやハーモニーの流れが生み出された。不可能なことはない、と私は信じている。」
◎ルイス・バカロフのコメント
「キース・ジャレット、チッコ・クリア、ベニー・グッドマン。これらジャズの巨匠は、クラシックの名曲を演奏し録音している。クラシック音楽の偉大な指揮者にしてピアニスト。ダニエル・バレンボイムは、見事なタンゴ・アルバムを録音した。こうした素晴らしい才能に恵まれた数多くのアーティスト同様、ナポリ出身のピアニスト・作曲家アルベルト・ピッツォもまた、ジャズからバッハやスカルラッティといったクラシックまで演奏し、またポップスやクロスオーヴァーにいたるまで、多彩なジャンルの音楽を手掛ける才人だ。編曲と指揮で今回のアルバムに関わった私は、アルベルトのピアニストおよび作曲家としての卓越した才能に目を見張らされることになった。彼には自分のことを振り返り、耳を傾けることができる。これは若い音楽家にはなかなか見いだせない特質だ。私の要求を漏らさず聞き入れ、最高のクオリティで演奏してくれたロンドン交響楽団との仕事も満足いくものだった。私にとって心から楽しめた録音だったのである。」
収録曲 :
1. Paris 2011
2. My Secret
3. Kronos
4. Il viaggio dell'anima
5. After the Rain
6. Preludio No. 2
7. Miyabi
8. Valentine's Day
9. Nostalgia
10. Preludio No. 1
11. Keyboard Sonata, Kk 87(スカルラッティ:ソナタK.87)
[ボーナス・トラック]
12. J.S.BACH – CONCERTO N.5 BWV 1056. I. Allegro
13. J.S.BACH – CONCERTO N.5 BWV 1056. II. Largo
14. J.S.BACH – CONCERTO N.5 BWV 1056. III. Presto
(J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第5番BWV1056)
1./3./5./7./9./12.-14.
アルベルト・ピッツォ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:ルイス・バカロフ
2./4./6./8./10./11. アルベルト・ピッツォ(ピアノ・ソロ)
5.角南有紀(ヴォーカル)
1.-11.編曲:ルイス・バカロフ&アルベルト・ピッツォ
ピアノ:ヤマハCFX
[録音]2015年、ロンドン、アビーロード・スタジオ