グザヴィエ・ドゥ・メストレ
■グザヴィエ・ドゥ・メストレは1973年フランスのトゥーロン生まれ。9歳から地元のコンセルヴァトワールでハープを学ぶ。その後パリでジャクリーヌ・ボローとカテリーヌ・ミシェルに師事、同時にロンドンで政治、経済も学ぶ。16歳の時に、パリ・ハープ・コンクールで優勝、カーディフ(英国)、ミュンヘン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の受賞をする。1998年、世界で最も権威のあるUSA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)で優勝し、20歳でロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団のソロ・ハーピストとなった。その3年後には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任、2002年5月にはアンドレ・プレヴィンの指揮でウィーン・フィルとはじめてハープ協奏曲を演奏したハーピストとなった。ソリストとしての活動も活発で、ザルツブルク・モーツァルテウム管、イスラエル・フィル、チェコ・フィル、バイエルン放送響などと様々なハープ協奏曲を演奏しているほか、リサイタル、室内楽など幅広く活動している。日本にはほぼ毎年来日し、リNHK交響楽団との共演、リサイタルやウィーン・フィル・メンバーとの室内楽を行っている。ハンブルク音楽大学の教授にも就任し、後進の指導にもあたっている。