ウイントン・マルサリス
1961年ジャズの故郷ニューオーリンズ生まれ。ジュリアード音楽院などの名門校で学び、80年にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに参加、注目を集める。81年のウィントン初リーダー・アルバム「ウイントン・マルサリスの肖像」で、いわゆる新伝承派のリーダー的存在と目されるようになる。84年には弱冠23歳にてストリングスをバックにスタンダード・ナンバーを歌い上げた名盤「スターダスト」と、レイモンド・レッパード指揮のロンドン交響楽団と共演した、ハイドンやモーツァルトのトランペット協奏曲アルバムの2作品で史上初のジャズ/クラシック両アルバムのグラミー賞を獲得する。80年代後半からリンカーン・センター・ジャズ・オーケストラの芸術監督を務め、97年には「ブラッド・オン・オン・ザ・フィールズ」でジャズ界初のピューリッツァ賞を受賞した。今や誰しもが認める、ナンバー1・トランペッターである