僕らの音楽を愛してくれる全てのファンの皆さまへ

2020.06.01

今から35年前の1985年6月1日に僕たちはデビューをしました。

デビュー直後には真夏の湘南の砂浜でライブをし、翌年には北海道12か所を皮切りに全国ツアーを回りました。当時は楽器車に同乗し楽器の上げ下ろしをしながらツアーを回っていたのですが、車内で聞いていたラジオリクエスト番組から“今週の1位は「シーズン・イン・ザ・サン」”とコールされ初めて1位を獲得したと聞いた時の驚きと喜びは今でも鮮明に覚えています。
その後、日比谷野音、今はなき大阪球場、読売ランドEAST、1988年には今では夏の恒例行事となり32年続いている横浜スタジアムでの初ライブ、デビュー15年記念に行った2000年日本人初のアロハスタジアムでのライブはみんなと共に楽しみ成功に終わりました。Seaside Vibrationでは海岸に屋台や遊園地、ビーチバレーやジェットスキー、お子様やご家族にも海でのライブを楽しんで頂いた笑顔が目に浮かんできます。
最近では2015年の甲子園球場で皆さんとメキシカンウェーブのギネス記録を共に作りましたね。まだ鮮明に覚えている方も多くいらっしゃるかもしれませんが3年前の横浜スタジアムでの落雷で1時間半にわたる中断にも関わらず残っていてくれて再開した時のあの感動が今でも心に残っています。ここでは語りつくせない程たくさんの思い出や出来事があり思いは尽きません。

35年間変わらずに支えてくれている皆さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまの温かい応援のおかげで、デビューから変わらぬメンバーのまま今日を迎えることが出来、改めてTUBEは幸せなバンドだと思います。本当にありがとうございます。

 

さて、2020年日本だけでなく世界中をも巻き込む新型コロナウィルスという未だかつてない感染症が蔓延しています。
5年ぶりのオリジナルアルバムの制作も中断を余儀なくされましたが、インターネットを駆使し慣れないリモート会議や接触を最低限に抑えた制作の末、無事お届けすることが出来そうで安心しています。僕たちに出来ることは音楽を制作して届けること、ライブで音楽を一緒に楽しむこと、ただそれだけです。不自由な生活が強いられていた家庭内自粛期間において少しでも音楽が皆さまの励みになっていたら嬉しいです。そして、国内における緊急事態宣言が解除され平穏な日常を取り戻そうとしている今、これ以上この感染症が拡大せず終息していくことを心から願うばかりです。

 

先月、高校球児の夢の舞台である夏の甲子園の中止が決定されました。高校生活は人生の中で限られたたった3年間しかありません。全国の高校球児がその限られた3年間の為にどれだけの努力をしてきたか・・・ニュースで高校球児や監督の涙を目にし、本当に胸が詰まる思いでした。高校球児だけでなく、オリンピックの延期やJリーグの中断、プロ野球の開幕延期等全てのアスリートが影響を受けているのが現状です。

 

それはスポーツ界に限らず僕たちエンターテインメントに携わる人間も同じです。これまでに多くのアーティストのライブやツアー、音楽フェスの中止や延期が相次いで発表されました。それはもちろん他人事ではなく、何とか中止や延期を避け予定通りライブを開催する事が出来ないかと最善の方法を探し続けてきました。しかし、現段階の政府の方針では甲子園球場でのライブ規模は休業要請の段階的緩和のステップには当てはまらず、8月1日の移行期間終了を待ったとしても十分な距離の確保が求められる結果となりました。毎年ライブを楽しみにして下さっている皆さまには本当に申し訳なく、断腸の思いではありますが、この結果を受け今年の甲子園球場ライブの中止を決定させて頂きました。例え今年無理をしてライブを行ったところで、きっと皆さんは心から楽しむ事が出来ないのではないかと思います。せっかくライブを開催するのなら、一緒に思いきり楽しんでほしいというのが僕たちの思いです。この決断に至るまで、中止・延期の決定が遅いとお叱りのお言葉もたくさん頂きました。本当に申し訳ございません。ご来場下さる皆さまを始めスタッフやライブに関わる全ての方々の健康と安全を考慮するまでに時間がかかり、またこの様な苦しい判断となりました事、心よりお詫び申し上げます。
今年行うはずであったライブよりもさらにお楽しみ頂けるよう、2021年の開催を目標にじっくりと時間をかけて準備を進めて参りますので、それまでどうか楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

 

健康そして笑顔で皆さまとライブで会える日を心から楽しみにしています。

 

2020年6月1日

TUBE


rss