音楽界のレジェンド、89歳トニー・ベネットがレディー・ガガとの共演作に続く新作を早くも発表!
音楽界のレジェンド、トニー・ベネットが全米No.1獲得、グラミー賞を受賞したレディー・ガガとの共演アルバム『チーク・トゥ・チーク』に続く新作を発表する。新作『ザ・シルヴァー・ライニング:ザ・ソングズ・オブ・ジェローム・カーン』は、ミュージカルやポピュラー音楽の名曲を書き続けた20世紀アメリカ音楽史の中で最も重要な作曲家のひとり、ジェローム・カーン(1885-1945)の作品を取り上げた作品。グレイト・アメリカン・ソングブックのシリーズの一環となる。
90歳の誕生日まで1年を切った、現在89歳の現役シンガーであるトニー・ベネットはこれまで60年以上に渡ってトップ・シンガーとして活躍。近年『デュエッツ』シリーズでレディー・ガガや故エイミー・ワインハウスらと共演し、ポップ・ミュージックとジャズの架け橋役を担っている。86歳のときに『デュエッツII』で全米1位を史上最高齢で獲得したアーティストとなったが、レディー・ガガとの共演作『チーク・トゥ・チーク』が全米1位になったことにより、88歳で自らがその記録を破ることになった。
ジェローム・カーンはそのキャリアの中で700以上もの曲を書き、100以上のミュージカルの劇中曲を手がけ、「オール・マン・リヴァー」、「愛さずにはいられない」、「煙が目にしみる」、「今宵の君は」、「ロング・アゴー」など、たくさんの名曲を生み出してきた。ミュージカル『ショウ・ボート』は代表作のひとつ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙にも寄稿している音楽ジャーナリストのウィル・フリードウォルドはジェローム・カーンについて「歴史的名曲と現代の名曲を繋ぐキーパーソン的な存在であり、ブラームスとチャーリー・パーカーを直接結び付けている。トニー・ベネットが後年自ら造語した“グレイト・アメリカン・ソングブック”と呼ばれるものの生みの父のひとり」と称している。
ジェローム・カーンのソングブックを作るというプロジェクト案はトニー・ベネット自らの発案。ピアニストのビル・チャーラップとのコラボレーション・アルバムとなる。生誕80歳記念で『デュエッツI』、生誕85歳記念で『デュエッツII』をリリースしたトニー・ベネット。来年90歳を迎えるにあたり、この作品ででまずはグラミーを狙う。
photo:Tomo Akutsu
【商品情報】
アーティスト名:トニー・ベネット&ビル・チャーラップ
タイトル:『ザ・シルヴァー・ライニング:ザ・ソングズ・オブ・ジェローム・カーン』
収録曲:
ALL THE THINGS YOU ARE (single piano)/ 君は我がすべて
DEARLY BELOVED (trio)/ディアリー・ビーラブド
I WON'T DANCE (trio)/アイ・ウォント・ダンス
I'M OLD FASHIONED (trio)/アイム・オールド・ファッションド
LOOK FOR THE SILVER LINING (piano duet)/ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング
LONG AGO AND FAR AWAY (piano duet)/ロング・アゴー
MAKE BELIEVE (single piano)/メイク・ビリーヴ
NOBODY ELSE BUT ME (trio)/ノーバディ・エルス・バット・ミー
PICK YOURSELF UP (trio)/ピック・ユアセルフ・アップ
THE LAST TIME I SAW PARIS (piano duet)/思い出のパリ
THE SONG IS YOU (piano duet)/歌こそ君は
THE WAY YOU LOOK TONIGHT (single piano)/今宵の君は
THEY DIDN'T BELIEVE ME (trio)/ゼイ・ディドゥント・ビリーヴ・ミー
YESTERDAYS (trio)/イエスタデイズ
シングル・ピアノ:ビル・チャーラップ
ピアノ・デュエット:ビル・チャーラップ&レニー・ロスネス
【トニー・ベネットについて】
1926年8月3日NYクイーンズ生まれ(87歳)。1950年に米Columbiaレコードと契約(名門Columbiaレーベルでも最長在籍歴を保持するアーティスト)。1962年「霧のサンフランシスコ」が大ヒット(グラミー賞2部門受賞)。60年以上もの間、常に第一線で活躍する稀有なキャリアの中、1950年代、60年代、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代のすべてにおいてアルバムをチャート・インさせた偉大な記録を持つ。100枚を超えるアルバムを発表し、グラミー賞生涯業績賞を含む18のグラミー賞を獲得。86歳の時発表した『デュエッツⅡ』(2011年)は、史上最高齢で全米アルバム・チャート1位を獲得し、グラミー賞でも3部門を受賞したが、2014年レディー・ガガとの共演作『チーク・トゥ・チーク』が全米1位になったことにより、88歳で自らがその記録を破ることになった。熱心な画家でもあり、今も連日、ツアー中も絵を描いている。作品は世界中で展示されており、中でもオリジナル作3点はワシントンDCのスミソニアン博物館の常設コレクションの一部となっている。2013年には東京JAZZで来日。外国特派員協会で来日記者会見も行なった。
【ビル・チャーラップについて】
NY出身、音楽一家に生まれたサラブレッド。世界有数のジャズ・ピアニストであり、フィル・ウッズからトニー・ベネット、ジェリー・マリガン、ウィントン・マルサリスまで、数多くのアーティストと共演。1997年に結成されたビル・チャーラップ・トリオは、グラミー賞に2度ノミネートされるなど現在ではジャズ界きってのグループのひとつとして世界中をツアーしている。2015年8月26日から28日には東京のコットンクラブで来日公演も行なわれる。父親は『ピーター・パン』などを手がけたブロードウェイの作曲家、ムース・チャーラップ、母親の歌手サンディ・ステュアートはベニー・グッドマンとのツアー、エド・サリヴァン・ショーやペリー・コモ・ショーへの出演経験があり、自身の作品『マイ・カラリング・ブック』でグラミー賞にノミネートされた。
ビル・チャーラップ・トリオ(BILL CHARLAP TRIO)来日公演:
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/bill-charlap/
コットンクラブ
2015. 8.26.wed - 8.28.fri
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm
MEMBER
Bill Charlap (p), Peter Washington (b), Kenny Washington (ds)