バンドネオン奏者 小松亮太、スタジオジブリの音楽を集めた「天空のバンドネオン~タンゴでスタジオジブリ~」発売決定!
ヴォーカル・ゲストにクミコ、坂本美雨、宮沢和史。9月27日(水)発売
アルゼンチン演奏家協会などから表彰されるなど、タンゴというジャンル自体を体現する世界的バンドネオン奏者であり、鬼気迫る情熱的なプレイから目が離せない小松亮太が、タンゴでアプローチするスタジオジブリの映画音楽のニュー・アルバムを制作中であることが分かった。
小松亮太は2015年12月、三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)の観客へのサプライズとしてクリスマス・イベントに出演した際、初めて「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」などのスタジオジブリ映画の音楽を自ら編曲・演奏。その際にバンドネオンとスタジオジブリの音楽との親和性を強く感じ、スタジオジブリにカバー・アルバムのオファーを敢行、実現の運びとなった。スタジオジブリの音楽に加えて、アルバムのトーンに合う、小松亮太ならではの極上のタンゴ楽曲も織り交ぜた、どこか懐かしい、洗練された郷愁の世界が表現されており、2015年にレコード大賞優秀作品賞に輝いた前作「Tint」を上回るクオリティの作品が期待される。アルバム・タイトル「天空のバンドネオン」はスタジオジブリの作品やその音楽に飛翔感が感じられることから、小松亮太自身が名付けた。
特に注目されるのはヴォーカルをフィーチャーした3曲だ。テレビ・ラジオ番組などで小松亮太と以前より親交のあるクミコと坂本美雨とは、映画「コクリコ坂から」主題歌の「さよならの夏」、そして「風の谷のナウシカ」を共演しており、楽曲に新たな魅力を湛えたトラックになっている。また宮沢和史とは映画「紅の豚」主題歌の「時には昔の話を」を共演。宮沢氏の作品に数回ゲスト参加している小松亮太だが、今回は自らのアルバムに宮沢氏を招き、お互いをリスペクトする両者の、久しぶりの共演となった。
今回のプロジェクトに関して小松亮太は「スタジオジブリの映像作品の印象的なテーマ曲や挿入歌は、数えきれないアーティストがカバーしてきたが、今回のアルバムは、それをタンゴという見地から解釈した初めての作品になったのではないかと思う。スタジオジブリの音楽に、未だ知られざる魅力を掘り起こす余地があるのだとしたら、それを炙り出すことができるのは、僕のような、数少ないタンゴ・ミュージシャンかもしれない。僕の考える、新しいスタジオジブリの音楽、新しいタンゴの在り方、そしてバンドネオンという謎に満ちた楽器の濃厚な佇まいをお楽しみ頂きたい。」と思いを述べている。
アルバムリリース後の10月からはレコ発ツアー「小松亮太コンサート〜天空のバンドネオン〜」が行われることになっており、アルバムにコンサートにと、小松亮太から目が離せない。<文中敬称略>
【CD情報】
小松亮太『天空のバンドネオン~タンゴでスタジオジブリ~』
2017年9月27日(水)発売
\2,800(税抜) SICC-9004 初回仕様限定紙ジャケット仕様
【収録曲(曲順不同)】
① 風のとおり道(映画「となりのトトロ」より)
② さよならの夏 featuring クミコ(映画「コクリコ坂から」より)
③ 人生のメリーゴーランド(映画「ハウルの動く城」より)
④ 風の谷のナウシカfeaturing 坂本美雨
⑤ いつも何度でも(映画「千と千尋の神隠し」より)
⑥ さんぽ(映画「となりのトトロ」より)
⑦ 君をのせて(映画「天空の城ラピュタ」より)
⑧ アシタカセッ記(映画「もののけ姫」より)
⑨ 時には昔の話を featuring 宮沢和史(映画「紅の豚」より)
⑩ テルーの唄(映画「ゲド戦記」より)
⑪ 黒い花(タンゴ曲)
⑫ めぐり逢い(タンゴ曲)
【関連リンク先】
小松亮太 オフィシャルサイト
http://www.promax.co.jp/ryotakomatsu/
【コンサート情報】
小松亮太コンサート 〜天空のバンドネオン〜
10月22日(日)
15:30開場/16:00開演
会場:三条市中央公民館大ホール(新潟)
料金:全席自由・前売¥5,000/当日¥5,500
お問合せ:音楽乱土 080-8907-0140(平松)
10月24日(火)
1st 17:30 開場/18:30 開演
2nd 20:30 開場/21:15 開演
会場:名古屋ブルーノート
料金:¥7,800(一般)¥7,450(名古屋BNメンバーズ)
お問合せ:電話予約センター 052−961−6311(平日11:00〜20:00)
10月25日(水)
1st 17:30 開場/18:30 開演
2nd 20:30 開場/21:30 開演
会場:Billboard Live OSAKA
料金:¥7,900(自由席、税込)¥6,900(カジュアル席、税込)
お問合せ:Billboard Live OSAKA 06−6342−7722
11月20日(月)
18:30開場/19:00開演
会場:東京文化会館 小ホール
料金:¥5,500(全席指定、税込)
お問合せ:東京音協 03−5774−3030(平日11:00〜17:00)
<小松亮太 そのほかの公演>
8月19日(土) 「東京バンドネオン倶楽部」第20回記念コンサート
14:00開演 / 18:30開演(2回公演)
会場:四谷区民ホール(新宿御苑前駅)
全席指定3000円
*チケットご購入はこちらから
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002226741P0030001
(この公演は小児難病「ムコ多糖症」の研究と患者支援に協力させていただいています。入場料のうち200円が寄付されます)
10月1日(日)
取手音楽の日 取手ジャズ・デイズ— 国府弘子スペシャルトリオwith小松亮太 —
17:30開場/18:00開演
会場:取手市民会館 大ホール
料金:前売¥2,500(全席指定)
お問合せ:公益財団法人 取手市文化事業団 0297-73-3251
プレイガイド等詳細は、下記よりご確認ください。
http://733251.o.oo7.jp/29nendo/jazz/jazz2.html
10月8日(日)
JAZZ IN YATSUGATAKE VOL.1— 国府弘子スペシャルトリオwith小松亮太 —
15:30開場/16:00開演
会場:八ヶ岳高原音楽堂
料金:コンサートのみ:¥9,200(税込)※宿泊セットも有
お問合せ:八ヶ岳高原ロッジ 0267-98-2131
詳細は、下記よりご確認ください。
http://www.yatsugatake.co.jp/event/concert/2017/1008/index.html
10月10日(火)
バンドネオンの巨星モサリーニと、日本のバンドネオン奏者達による バンドネオンの饗宴
19:00開場/19:30開演
会場:埼玉会館(浦和)
料金:前売¥5,000/当日¥5,500(全席指定)
お問合せ:LOCO企画 050-5278-2460
プレイガイド等詳細は、下記よりご確認ください。
http://tangoloco2014.wixsite.com/loco-project/blank
【小松亮太 プロフィール】
小松亮太(バンドネオン)1973年 東京 足立区出身。さそり座 AB型
高校生時代より才能を発揮し、伝説的歌手である藤沢嵐子の91年のラスト・ステージではバンドネオン・ソロで伴奏を担当。1998年のCDデビューを果たして以来、カーネギーホールや、アルゼンチン・ブエノスアイレスなどで、タンゴ界における記念碑的な公演を実現している。
アルバムはソニーミュージックより20枚以上を制作。「ライブ・イン・TOKYO〜2002」が高く評価され、03年にはアルゼンチン音楽家組合(AADI)とブエノスアイレス市音楽文化管理局から表彰された。15年にリリースした大貫妙子との共同名義アルバム『Tint』は、第57回輝く!日本レコード大賞「優秀アルバム賞」を受賞。
その音楽性のバックボーンであるタンゴ界の巨匠たちからの信頼も厚く、バンドネオンの巨星レオポルド・フェデリコやビクトル・ラバジェンとのツアー、アストル・ピアソラの元夫人の歌手アメリータ・バルタールとのライヴ・レコーディングや、ピアソラ・キンテート(五重奏団)のメンバーとのツアーなどを重ねている。
一方、ミシェル・ルグラン、ミルバ、イ・ムジチ合奏団、オルフェウス室内管弦楽団、ジェイク・シマブクロ、石井竜也、佐渡裕、林英哲、森山良子、宮沢和史などとの異種コラボへの飽くなき挑戦を継続する中、スーパーJチャンネル(テレビ朝日)のテーマ曲「スターネオン」(ギター&作曲:鳥山雄司)のような名作も生まれた。
自身の作曲活動も旺盛で、フジテレビ系アニメ『モノノ怪』OP曲「下弦の月」(歌:チャーリー・コーセイ)、TBS系列『THE世界遺産』OP曲「風の詩」、映画「グスコーブドリの伝記」、「体脂肪計タニタの社員食堂」、NHKドラマ「ご縁ハンター」のサウンドトラックなど多数を手掛けている。
バンドネオン講師としては、世界最大のアマチュア・バンドネオン団体「東京バンドネオン倶楽部」を94年から一貫して監督すると同時に、国内外で新世代のプロのバンドネオン奏者を多数輩出。
2018年7月、デビュー20周年を迎える。