REO スピードワゴン

1967年にイリノイ大学で出会ったニール・ドーティ(Key)、アラン・グラッツァー(Dr)、ジョー・マット(Vo/G)の3人で結成。ニールが出席していた大学の輸送史の講義でたまたま黒板に描かれていたトラック製造会社の名前がそのままバンド名になった。1968年にはジョーに代わってテリー・ルトゥレル(Vo)が、1970年にはゲイリー・リッチラス(G)が加入。ケヴィン・クローニン(Vo)は1972年の2ndでテリーに代わってREOに加入(ケヴィンは3rdアルバム制作中に脱退したのち、6thアルバムから再加入し、現在に至る)。デビュー以来、商業的な成功とは無縁のライヴ・バンドに甘んじていたが、年間300本以上にも及ぶ地道で精力的なLIVEで培った、タイトでパワフルな演奏と開放的で甘酸っぱいPOPなメロディーを武器に、長い雌伏の時を経て1980年に発表した10枚目のアルバム『禁じられた夜』で世界的な大ブレイク。「キープ・オン・ラヴィング・ユー」、「涙のレター」、「涙のフィーリング」、「涙のドリーム」、「愛は気ままに」など80年代に大ヒット曲を連発し、アメリカを代表するメロディック・ロック・バンドの一つとなる。2000年代後半の “大人のロック” 再評価に伴い、現在も精力的に軒並みSOLD OUTとなるツアーを行っている。