「名曲の徹底的な洗い直し~瞠目の響きが随所に」(「レコード芸術」2018年5月号、佐伯茂樹氏)
2018.05.04
INFO
「レコード芸術」2018年5月号「先取り!最新盤レヴュー」で、当アルバムが取り上げられています。
「徹底的に慣習を廃した演奏が展開されており、交響曲第1番の第1楽章の冒頭もかなり速いテンポでサクサクと前進する。パーヴォとDKPBは、インテンポの範囲内で大事なフレーズを歌うロマン派時代の手法を巧みに採用しているので、テンポが速くてもこの作品が持つロマンティシズムを存分に味わうことが可能なのだ。(・・・)ブラームスの音楽が持つ「古典的な形式美」と「叙情的なロマンティシズム」といった相反する要素の両立に見事に成功したといっても過言ではない。」(佐伯茂樹氏)