「新たな指標たる全集盤に仕上がっている」(金子建志氏)「画期的な演奏内容であり、21世紀に登場したいかにもパーヴォらしい名演」(諸石幸生氏)~パーヴォ・ヤルヴィの「ニールセン:交響曲全集」が「レコード芸術」2016年3月号で特選盤に選定されました!
Paavo Jarvi’s new recording of Nielsen’s Symphonies is a New milestone of these highly original masterpieces by this extraordinary composer. (DOUBLE RECOMMENDATION, RECORD GEIJUTSU magazine, March 2016 issue)
2016.02.24
INFO
◎「レコード芸術」誌2016年3月号で、「ニールセン:交響曲全集」が金子建志氏と諸石幸生氏によって特選盤に選定されました。
「第5番の第2部の265小節~を確かめたところ、今回もシンシナティ響との旧盤同様、低弦にティンパニを重ねている。これはブロムシュテット等多くの先人に倣って、手書きスコアの欄外に(ティンパニの欄は設けず)書き込まれた追加案を採用したもの。P.ヤルヴィはシューマンの《ライン》のマーラー版の部分採用、ロットの交響曲のシンバルの追加、《レオノーレ》第3番のホルンの変更など、常により効果的な案を採用してきた現場感覚優先の職人なので、こうした際のスタンスにブレはない。(・・・)オーケストラはソロもトゥッティも完璧で、新たな指標たる全集版に仕上がっている。」(金子建志
氏)
「パーヴォの演奏は実に力強い。それは20代の半ばに書かれた第1番からも確かに伺えるが、20世紀に生まれた第2番以降にいかんなくその力を発揮している。(・・・)今回の交響曲全集は画期的な演奏内容であり、21世紀に登場したいかにもパーヴォらしい名演である。オーケストラの熱演ぶりも硬く評価されよう。」(諸石幸生氏)