パーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団のレコーディング・プロジェクト始動!第1弾は絶賛発売中!!
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)NHK交響楽団
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R.シュトラウス 1.交響詩 「ドン・ファン」 作品20 2.交響詩 「英雄の生涯」 作品40 [演奏]パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)NHK交響楽団 篠崎史紀(ヴァイオリン・ソロ) |
パーヴォ・ヤルヴィ+NHK交響楽団 2015年、空前のコンビが船出する。 https://t.co/nekVW3JVXF
— ソニー・ミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2015, 9月 24
パーヴォ・ヤルヴィ+NHK交響楽団
――2015年秋、空前のコンビが船出する。
■パーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団のレコーディング・プロジェクト始動
2015年9月から3年間の契約でパーヴォ・ヤルヴィがNHK交響楽団の首席指揮者に就任します。パリ管弦楽団、ドイツ・カンマーフィル、フランクフルト放送響など、世界の名だたる個性的なオーケストラとの活動で知られる名指揮者と、日本を代表するオーケストラ、NHK交響楽団(N響)との新鮮なコンビネーションには空前の期待と注目が集まっています。
■R.シュトラウス⇒N響の特質をフルに生かすレパートリー
ヴォルフガング・サヴァリッシュ、オトマール・スウィトナー、ホルスト・シュタインなど20世紀を代表するドイツ人指揮者がN響に刻み込んできたドイツ本流の演奏伝統・重厚なソノリティ、そして現在のN響が獲得している「アメリカのメジャー・オーケストラに匹敵するほどの」(パーヴォ・ヤルヴィ言)卓越した機能美や色彩感。その全てをフルに生かすことのできるレパートリーとして、パーヴォ・ヤルヴィが選んだのが、20世紀を代表するオーケストラ曲であるリヒャルト・シュトラウスの交響詩チクルスです。
■巨大なオーケストラを駆使して描き出される極彩色の音世界
「あらゆるものを音楽で描写することが出来る」と豪語するほどオーケストラの楽器の特性を知り尽くしていた才人・R.シュトラウスが残した交響詩は、19世紀末に音色・音量・演奏様式など様々な点で大きく発展した近代オーケストラの特徴を掴み、その機能を極限まで生かすように作曲されているのが大きな特徴です。4管編成を基本とし時にはオルガンやハープをも含む巨大なオーケストラを駆使して描き出される極彩色の音世界こそが、R..シュトラウスの交響詩の魅力です。
■何と、パーヴォにとっては初レコーディング
さまざまなオーケストラと幅広いレパートリーを録音として残してきたパーヴォ・ヤルヴィですが、R.シュトラウスの交響詩は1曲も録音がありませんでした(シュトラウス作品では、ドイツ・カンマーフィルと「町人貴族」「二重小協奏曲」を録音しているのみ)。パーヴォ・ヤルヴィはNHK交響楽団という理想的なパートナーを得たことで、ようやくR..シュトラウスの交響詩の録音を決断、その代表的な作品を3枚のディスクに収録します。
■第1弾は「英雄の生涯」と「ドン・ファン」
チクルス第1弾はシュトラウス自身の戯画化とも思える「英雄の生涯」と理想の女性を求めての彷徨を描く「ドン・ファン」の2曲。卓越した指揮者としての演奏活動を開始していた20代のシュトラウスは、並行してオーケストラ曲の作曲に積極的に取り組みました。「新しい思想は新しい形式を求めなければならない――詩的着想がまさに形式的要素となっているリストの交響的作品の基本原理が、これからは私自身の交響的作品の指導原理となったのである」とシュトラウス自身が回想する通り、交響詩というフォーマットで作曲家としての技量を発揮し始めました。その初期の傑作が「ドン・ファン」であり、その交響詩時代の掉尾を飾るのが「英雄の生涯」で、いずれもシュトラウスの交響詩の代表的作品としてよく知られています。
■「生命力あふれる白熱の名演」=満場のサントリーホールが熱狂
いずれも2015年2月のサントリーホールでの定期公演Bプログラムでのライヴ・レコーディング。満場の聴衆を前に、パーヴォの緻密なかつ大胆な解釈のもと、N響の持つ底力と凄みが発揮された演奏は、シュトラウス作品の本質を鋭く突き、「筋肉質で瞬発力に富むヤルヴィの指揮にオーケストラも率直に反応し、生命力あふれる白熱の名演が生まれた」と絶賛を受けました。当アルバムは、その白熱の演奏をDSDテクノロジーで収録し、現在最高のフィジカル音声ソフトであるSA-CDハイブリッドとして発売するもの。コンサートの臨場感を豊かに再現する5.1マルチ・チャンネルも収録しています。同時に2496ハイレゾおよびDSDでもhttp://mora.jp/で配信いたします。
■作品についての情報量豊かな書き下ろしライナーノーツ
ライナーノーツには、パーヴォ・ヤルヴィによるシュトラウスについてのコメントのほか、日本におけるシュトラウス研究の第一人者で著作も多い広瀬大介氏(青山学院大学 文学部 准教授)による書き下ろし解説を掲載。作品についての最新の研究成果を盛り込んだ新規解説によって、シュトラウス作品の深奥に迫ることができます。
■「N響はまさにシュトラウスに相応しいオーケストラです」(パーヴォ・ヤルヴィ)
N響との録音プロジェクトを考え始めた時、最初に頭に浮かんだのは、N響の持つサウンドや伝統でした。N響は非常にドイツ的なオーケストラです。真に偉大なドイツの巨匠たちとの共演で培ってきたドイツ本流の演奏伝統があります。私も、これまで客演した時に、N響がロマン派の大曲への親和性を持っていることを痛感していました。ですからN響とリヒャルト・シュトラウスのオーケストラ曲を録音することは、ごく自然で、しかも論理的な決断だったわけです。
最初から私の中ではこのプロジェクトに大きな期待がありました。そして3つのプログラムの演奏会が終わり、「英雄の生涯」「ドン・ファン」のCD用のファーストエディットを試聴した今、何のためらいもなく言えるのは、私の期待をはるかに上回る成果を得られたということです。N響は規律正しく、技巧も申し分なく、準備万端。輝きのあるサウンドを持ち、技術面でも完璧です。アンサンブルの緊密さ、お互いに聴きあう協調性、磨き抜かれたサウンド。そして何よりも素晴らしいのは、あらゆる要素が非常に高度なレヴェルで達成されていることです。音楽への深い愛情を持ち、既成概念にとらわれず、新しいことへのチャレンジを恐れないオーケストラ。たちまちのうちに、私たちは「一つのチーム」だと感じることができました。これは音楽づくりの上で非常に大切なことなのです。
私はこれまでさまざまなオーケストラと日本を訪れ、それぞれの特徴を生かせる作品を集中的に取り上げてきました。シュトラウスの作品がその中にほとんどなかったのは、これらを演奏するのに最適のオーケストラを探していたからです。その意味でN響はまさにシュトラウスに相応しいオーケストラだと、私は思います。
このシュトラウス・プロジェクトは、私が彼の作品の中でも最上のものと考える音楽を演奏・録音します。私が最も共感を覚える、「ツァラトゥストラはかく語りき」、「メタモルフォーゼン」、「ばらの騎士」組曲(私の最愛の曲の一つ)、「ドン・キホーテ」、そして「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」です。全部で3枚になる予定です。
――パーヴォ・ヤルヴィ(2015年2月)
R.シュトラウス:交響詩チクルス 今後の発売予定
[2]2016年8月31日発売 [収録曲] R.シュトラウス 1.交響詩 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 作品28 (1895) 2.交響詩 「ドン・キホーテ」 作品35 (1896) [演奏] パーヴォ・ヤルヴィ 指揮 NHK交響楽団 チェロ:トゥルルス・モルク、ヴィオラ:佐々木亮 (ドン・キホーテ) [録音]2015年10月14日&15日、サントリーホールでの定期公演 Bプログラムでライヴ・レコーディング |
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[3] [収録予定曲/曲順未定] R.シュトラウス 1.メタモルフォーゼン (1945) 2.交響詩 「ツァラトゥストラはかく語りき」 作品30(1896) [演奏] パーヴォ・ヤルヴィ 指揮 NHK交響楽団 [録音]2016年2月17日&18日、サントリーホールでの定期公演 Bプログラムでライヴ・レコーディング |
2015年10月 パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団首席指揮者就任記念 公演予定
第1817回 定期公演 Aプログラム
10月3日(土) 6:00pm NHKホール
10月4日(日) 3:00pm NHKホール
マーラー/交響曲 第2番 ハ短調「復活」
ソプラノ:エリン・ウォール、アルト:リリ・パーシキヴィ、合唱:東京音楽大学
NHK音楽祭2015
10月8日(木) 7:00pm NHKホール
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調*
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14
ピアノ*:ジャン・イヴ・ティボーデ
第1818回 定期公演 Bプログラム
10月14日(水) 7:00pm サントリーホール
10月15日(木) 7:00pm サントリーホール
R.シュトラウス/交響詩「ドン・キホーテ」作品35*
R.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」作品28
R.シュトラウス/歌劇「ばらの騎士」組曲
チェロ*:トルルス・モルク ヴィオラ*:佐々木 亮
第1819回 定期公演 Cプログラム
10月23日(金) 7:00pm NHKホール
10月24日(土) 3:00pm NHKホール
トゥール/アディトゥス(2000╱2002)
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77*
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
ヴァイオリン*:五嶋みどり
2015年12月 ベートーヴェン「第9」演奏会
12月22日(火) 7:00pm NHKホール
12月23日(水・祝) 3:00pm NHKホール
12月25日(金) 7:00pm NHKホール
12月26日(土) 3:00pm NHKホール
ベートーヴェン/交響曲 第9番ニ短調 作品125「合唱つき」
ソプラノ:森 麻季、アルト:加納悦子、テノール:福井 敬、バリトン:妻屋秀和、合唱:国立音楽大学
2016年2月 パーヴォ・ヤルヴィ 公演予定
第1829回 定期公演 Aプログラム
2月6日(土) 6:00pm NHKホール
2月7日(日) 3:00pm NHKホール
マーラー/亡き子をしのぶ歌*
ブルックナー/交響曲 第5番 変ロ長調
バリトン*:マティアス・ゲルネ
第1830回 定期公演 Cプログラム
2月12日(金) 7:00pm NHKホール
2月13日(土) 3:00pm NHKホール
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77*
ニルセン/交響曲 第5番 作品50
ヴァイオリン*:ジャニーヌ・ヤンセン
第1831回 定期公演 Bプログラム
2月17日(水) 7:00pm サントリーホール
2月18日(木) 7:00pm サントリーホール
R.シュトラウス/変容
シューマン/ピアノ協奏曲 イ短調 作品54*
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」 作品30
ピアノ*:カティア・ブニアティシュヴィリ
NHK交響楽団演奏会 大阪公演
2月20日(土) 未定 NHK大阪ホール
2月17日・18日と同内容
NHK交響楽団 オフィシャルホームページ
http://www.nhkso.or.jp/news/12877/#concerts