ピート・ヨーン
米コロンビアが誇る”正統派ロック・アーティスト/ストーリーテラー”直系、

ボブ・ディラン、ブルースを継ぐ者=ピート・ヨーンの新譜、遂に登場!



東海岸で育ったピート・ヨーンは音楽活動をスタートするためにカリフォルニアに移り住む。契約にこぎつけるまで3年かかったというものの、彼の音楽はLAを中心とするアンダーグラウンド・シーンにて強烈なBUZZとなり、その才能に惚れ込んだ映画プロデューサーから直接サントラの依頼が舞い込むようになる。いくつかのサントラに曲提供をしていくうち、これらの細切れに届けれた数曲はミュージック・ビジネス界においても彼の名前とその存在を知らしめることになる。記念すべきデビュー作が世の中に届けられると、彼はたちまち全米プレスの絶賛の嵐に巻き込まれた。Rollingstone誌が「2001年最高のアーティスト」に選出し、SPIN誌はそれに対抗するかのごとく「2001年をかけて彼の音楽を支持する」と編集長が宣言。精力的な全米ツアーと、いわゆる「AAAアーティストの祖」的な存在となったラジオでの長期サポートを得て「ストレンジ・コンディション」「ライフ・オン・ア・チェイン」そして「フォー・ナンシ」と次々とスマッシュ・ヒット飛ばしアルバムもゴールドを獲得。彼が演奏する客席にはビリー・ジョエルからガービッジのスーパー・プロデューサー ブッチ・ヴィグまでがファンとして顔を出し、Artists' Artistでもある彼のパフォーマンスはその名を高めてゆく一方だった。ロサンゼルスで行われた「The Shortlist Awards」ではイギー・ポップのバックでのドラムを叩き(これは彼個人の“ハイライト”イベントであったと言う)、その後ラモーンズのトリビュート・アルバム『ウィー・アー・ア・ハッピー・ファミリー~ラモンーンズ・トリビュート』にも参加。尊敬の念を込めてパフォーマンスした「I Wanna Be Your Boyfriend」を提供しているのはご承知の通り。

 この誰もが羨む「大成功」に、ピート自身はかなり面食らってしまったという。「マーケットを意識しての音楽作りとはある種正反対のポジションに位置していて、はっきり言って“大ヒット”とは縁の無いアルバムだと思っていたからね(笑)」とのことである。ピートとしては、自分が信じているものを作っていたという自負はあったものの、ここまでの支持を得ることは思いもよらなかったようである。そして「感情がこもっている曲を歌いたいと思っていて、そして、ストレートで誠実な歌が歌いたかった。まぁ、そういう歌い方しか僕には出来ないんだけれど。」と笑う。



 いつも通り膨大に書き溜めた曲から選りすぐりを集めたという新作では、スコット・リット(REM一連、インキュバス他)、Walt Vincent、そして前作同様ピート自らがプロデュースを手掛け、ミックスはアンディ・ウォレス(ニルヴァーナNevermaind、ジェフ・バックリィGrace、他)とケン・アンドリュースが担当、そしてREMのピーター・バックも一曲で参加という、なんとも豪華な布陣を敷いている。ソングライティングは前作同様すべて自らが行い、そしてレコーディングにおいてはこちらも前作同様彼はドラムス、ギター他様々な楽器を操っている。既に4月中旬に本国アメリカではこのリリースされており、なんと初登場でトップ20入り(18位!)するという盛り上がりを見せている。フー・ファイターズ、そしてREMとの全米ツアーが予定されており、今後の更なる盛り上がりは約束されている。アメリカのみに留まらない世界的なツアーも噂される中、一日も早い来日パフォーマンスの実現が何より待たれている!