ニーニョ・ホセレ
地中海に面し、明るい太陽のなか色彩が輝く美しい街、アンダルシアのアルメリア出身のギタリスト。伴奏ギタリストとして数年間を過ごした後、2003年にファースト・アルバムをリリース。ハビエル・リモンのプロデュースの元、アンドレス、カラマロ、エンリケ・モレンテ、オルケスタ・ナシオナル・ド・バルベスなどの名プレイヤーが参加し、話題を呼ぶ。演奏スタイルはパコ・デ・ルシアを模範に、フラメンコ・ギターの伝統を現代的なリズムと繊細に調和させたもので、そのプレイは高い評価を得ている。現在フラメンコ界屈指の人気歌手、ディエギート・エル・シガーラの伴奏者として知られているほか、最近では彼がリスペクトする名ギタリスト、パコ・デ・ルシアの伴奏者としても活躍している。



シガーラとのプロジェクトで、キューバ・ジャズとフラメンコを融合したアルバムを制作した折に、ジャズに興味を持ち、超多忙なスケジュールの合間に、スペインのジャズクラブのジャムセッションに通うなどして、スウィング感やハーモニーをジャズ・ミュージシャンから直接修得。その過程でジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスの音楽と出逢い、今回のアルバムの制作に至った。