ミスティカル
ニューオリンズ生まれのミスティカルは1980年代のヒップホップ黄金期にキャリアをスタート、94年にデビュー・アルバム『The Mind Of Mystical』をインディーズBig Boys Recordsよりリリース。その後マスターP等との出会いを経て、マスターPのレーベルNo Limit RecordsとJIVEとのジョイントで97年『Unpredictable』、98年『Ghetto Fabulous』の2枚のアルバムをリリース、いずれもプラチナを獲得。2000年、再びJIVEとタッグを組み日本盤デビューとなる4作目『レッツ・ゲット・レディ』をリリース。プロデュースにMedicine Men(前Beats By The Pound)、The Neptunes、ゲストにOutkast、Da Brat、Petey Pablo他を迎えた豪華盤で、全米アルバムチャートではマドンナの新作を蹴落として初登場1位を獲得(もちろんR&Bチャートでも同時1位)。当アルバムからのファースト・カット「Shake Ya Ass」、レーベルメイト=NIVEAをフィーチャリングしたセカンド・カット「Danger (Been So Long)」は彼のキャリア上最大のヒットとなり、強烈かつコミカルなオリジナル・スタイルを武器に南部ヒップホップを代表するラッパーへと成長した。2001年発表の最新作6枚目『タランチュラ』からも「Bouncin’ Back (Bumpin’ Me Against The Wall)」他フロア・クラシックが数多く生まれている。他アーティストとの共演にも積極的で、最近ではマライア・キャリー「Don’t Stop」でのフィーチャリング、ブラックストリート最新作からのファースト・カット「Wizzy Wow」への参加も話題になった。