マウンテン

クリームのプロデューサー、フェリックス・パパラルディ制作によるレズリー・ウェストの1969年発表のソロ・アルバムがきっかけとなりマウンテンが始動。ウッドストックへの出演を果たしそのパフォーマンスが話題を呼び、マウンテンは第2のクリームと称されるようになった。豪放なヴォーカルが魅力な一方、ピッキング・ハーモニクス、バイオリン奏法、メロディアスなソロなどレズリーの繊細なプレイに影響受けたギタリストは多く、エディ・ヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカー、エース・フレーリー、ランディ・ローズらの名前があがる。人気を確かなものにしつつも、レズリーとフェリックスの音楽性の違いが浮き彫りになるつれ、解散、再結成が続いた。紆余曲折が多かったものの、マウンテンは「ミシシッピー・クイーン」「ナンタケット・スレイライド」といった代表曲で知られる、70年代のアメリカン・ハード・ロックを牽引したバンドだ。