ミッシン・リンクス。メンバーはアル・タリーク、ブラック・アタック、プロブレムズの3人組。

アル・タリークはかつてファッション（クール・ファッショ）という名前でビートナッツのメンバーとして活躍。94年発表の「The Beatnuts」を最後にグループを脱退しソロ活動を開始する。その後、97年コレクト・レコ−ズからアル・タリークとしてソロ・アルバム「God Connection」をリリース。このアルバムは脱退劇の原因として不仲が噂された？ビートナッツもプロデュースを手掛け、結果クオリティの高いアルバムとなり、内容の良さと同時にビートナッツとアル・タリークの関係も以前と変わらぬものであることをリスナーにアピールした。ブラック・アタックとプロブレムズの2人は90年代半ばからニューヨークのアンダーグラウンド・シーンでスモークド・アウト・プロダクションズというグループで活動しており、97年には“Verbal Attack”という12インチをリリース。また、アル・タリークのソロ・アルバムでもゲストとしてこの２人のクレジットが確認できる。

　そして、この3人に共通するのはdj hondaである。まずアル・タリークはビートナッツの一員として95年にリリースされたdj hondaのデビュー・アルバム「h」収録、日本でのファースト・シングルとなった“Out For The Cash”で参加。そして97年のセカンド「hII」ではアル・タリーク、ブラック・アタック、プロブレムズそれぞれ複数曲で参加し、日本のリスナーにもアピール済みだ。そして99年にリリースされた「dj honda 2000」にそれぞれソロで、そしてミッシン・リンクスとして参加しており、dj hondaのアルバム・リリースに先駆けて10月にゼップ東京で行われたライヴでも熱いステージ披露してくれている。