マリア・ソルヘイム
「今まで存在した、どんな才能とも異なる全く違う次元の新しい才能!」。2001年の2月にマリア・ソルヘイムのデビューアルバム<Barefoot>がリリースされた際、ノルウェーの国営新聞<Dagbladget>は、そう評し、また、国営新聞<VG>は「このアルバムはありとあらゆる方面から注目されるべき作品だ!」と絶賛した。



マリア・ソルヘイムはノルウェー北部のVesteralen(ウ゛ェステローレン)州Oksnes地方で生まれ育った。

15歳の時に<Nordlaendingen>という全国週刊紙でフリー・ライターとしてそのキャリアをスタートさせた。その後<Bladet Esterase>新聞にも記事を寄せ、現在は<Sorthvit>という全国紙にて、時折、執筆活動をしている。



マリアは文学的才能に恵まれた少女であり、若くして多大な評価を勝ち得ている。

1997年の冬に国内最大のニュースチャンネルNRKによる短編小説コンテストで受賞し、その半年後、ノルウェー最大の商業チャンネルTV2主催の、詩のコンテストでも受賞している。1996年から1999年の間、マリアはLars Saaby Christensen企画の執筆グループと契約をし、同じ頃、詩文集等に何作か選出されている。



彼女は15歳になった週末にギターを始め、その半年後、1997年の夏、地元でのパフォーマンス中にプロデューサー兼ミュージシャンのBengt Egil Hanssenによって見いだされた。



17歳の時に彼女は「Kirkelig Kulturverksted」と契約を交わし、2001年2月7日にデビューアルバム<Barefoot>をリリースした。全曲マリアの作詞作曲である。





ニュー・アルバム<behind closed doors>はデビュー作で見られた「文学系ミュージシャン」という側面から、

若く荒削りな才能を感じさせる新しいバンド・サウンドに生まれ変わり、新しい創造力に満ちあふれている!そして今作はよりパーソナルな側面も持ち合わせ、マリアはそれを絶妙にコントロールしている。彼女は全く独自の個性を持っており、それを聴くものに力強く響かせる強いメッセージを持っている。





以下、本国でのアルバム評の抜粋

Maria Solheim: behind closed doors

心を語る歌

マリア・ソルヘイム、これほどのレベルの新人はこの国には滅多に現れない。

彼女には間違いなくアーティストとして、そしてソングライターとして一生暮らしていけるだけの才能があり、心を語る言葉を持っている。目立ちたいとか、成功のためだけにやっているのではなく、むしろ彼女は精神的な圧迫感を歌詞やメロディーによって解放するために歌っているのである。そして彼女は年齢のわりに大人びた表現とクォリティーで曲を書き歌う。



<behind closed doors>では、彼女は同世代のバック・ミュージシャンを携えている。

彼らはまだ経験を積んだミュージシャンではないが、果敢に音に立ち向かいグルーヴ生み出す若く生き生きとしたメンバーだ。そこから生み出された音楽は熱と攻撃性であふれている。マリアの曲とメンバーのパフォーマンスが一体化していることが明らかに感じられる。サウンドも音楽的なスタイルも2001年に出た前作の<Barefoot>からはだいぶ変化しており、それもよりシンプルに、よりラフにした結果であろう。