ルーサー・ヴァンドロス

ルーサー・ヴァンドロス(本名 Luther Ronzoni Vandross)1951年4月20日生~2005年7月1日没

 

1951年生まれ、NY・マンハッタンのロウアー・イースト・サイド出身。1972年にブロードウェイ・ミュージカル「ウィズ」で彼が作曲した曲が採用されたことからショウビズ界でのキャリアがスタートする。デヴィッド・ボウイが彼にアレンジとバック・ヴォーカルを依頼して一躍注目を集める。売れっ子ヴォーカル・アレンジャー&セッション・シンガーとしてバーブラ・ストライサンドやダイアナ・ロス、ロバータ・フラックなど多くの有名シンガーのコーラスを務めた後、1981年にソロ・シンガーとして『ネヴァー・トゥー・マッチ』でデビューする。タイトル曲の他、バート・バカラック作の「ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」がヒットし、一躍80年代のブラック・コンテンポラリーの中心に躍り出た。そのヴェルヴェットのようにスムーズでゴージャスな歌声は、現代の男性R&Bシンガーたちに大きな影響を与えた。また、デュエットの名手としても知られており、シェリル・リン、ディオンヌ・ワーウィック、マライア・キャリー、ジャネット・ジャクソン、ビヨンセなどと多くのヒット曲を残した。1998年にVirgin Recordsに移籍し、その後クライヴ・デイヴィス率いるJ Recordsに迎え入れられる。2003年、(結果的にラスト・アルバムとなった)『ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー』をリリースし、初登場で全米No.1を獲得するも、同時に脳卒中で倒れ闘病生活に入る。2005年に病気のため54歳で亡くなる。これまでに8部門のグラミー賞を受賞している。

 

〈アルバム・ディスコグラフィ〉
● Never Too Much (1981) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Forever, For Always, For Love (1982) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Busy Body (1983) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● The Night I Fell in Love (1985) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Give Me the Reason (1986) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Any Love (1988) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Power of Love (1991) [Epic] 全米R&Bチャート1位
● Never Let Me Go (1993) [Epic]
● Songs (1994) [Epic]
● This Is Christmas (1995) [Epic]
● Your Secret Love (1996) [Epic]
● I Know (1998) [Virgin]
● Luther Vandross (2001) [J Records/RCA]
● Dance with My Father (2003) [J Records/RCA] 全米アルバム1位/全米R&B 1位