50枚の名盤・名録音でバーンスタインの魅力を堪能!「レナード・バーンスタイン名盤1000」。
■品番 SICC-2161~2212
■定価 1枚物¥1,000+税 2枚組¥1,500+税
■カタログのダウンロードはこちらから https://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/LeonardBernstein/100th_catalog.pdf
■20世紀最大の音楽家の一人、バーンスタインの生誕100年を記念して、バーンスタインがコロンビア~ソニー・クラシカルに残したCDにして200枚にのぼる膨大な録音の中からえりすぐりの名盤をセレクトしてリリース。
この時代は、1958年、バーンスタインが名門ニューヨーク・フィルハーモニックの史上初のアメリカ人の音楽監督に就任したから、1969年にニューヨーク・フィルを退任し、ウィーン、パリ、ロンドンなど、ヨーロッパにおいてもその伝統にとらわれない型破りな指揮で保守的な聴衆の度肝を抜き、ワールドワイドな活動と作曲とに軸足を移し始める1970年代までをカバーしています。つまり、40台のバーンスタインが、空前絶後のマルチ・ミュージシャンとして成功をおさめ、その情熱溢れるドラマティックな音楽を毎週のようにレコーディングしていた時期に当たります。1970年代後半に始まるウィーン・フィルとの円熟期の音楽作りとは異なる、若々しい熱を帯びた演奏は、若い世代を中心に圧倒的な支持を得ていました。
■鮮明かつワイドレンジなコロンビアの「360サウンド」
バーンスタインがソニー・クラシカルに録音した1950年代後半から1970年代前半にかけては、レコーディング技術の革新が目まぐるしかった時代でした。当時のコロンビア・レコードは、RCAと並ぶアメリカの2大メジャー・レーベルとして、常に最先端の機器を導入し、腕利きのエンジニアが揃っていました。バーンスタインとニューヨーク・フィルのダイナミックな演奏も、このコロンビアのレコーディング技術の粋を凝らして収録されており、今聴いても瑞々しいサウンドを保っています。RCAが標榜した「リビング・ステレオ」に対抗して、コロンビアは「360サウンド」を提唱し、矢印に囲まれた特徴的なステレオ・ロゴ ←STEREO→ は、鮮明かつワイドレンジなサウンドの代名詞でした。
当時のコロンビア・レコードのLPジャケットの上部に必ず表示されたさまざまなSTEREOのロゴ
■時代を反映したカラフルなジャケット・デザイン
この時代はまた、コロンビア・レコードが優れたジャケット・デザインを生み出した時期でもありました。優れたデザイナーを揃えたアートワーク部門を擁し、30センチ四方の大きなスペースにカラフルで強烈なイメージのデザインを続々と生み出しました。バーンスタインの録音は、CD時代以降あまりオリジナル・アートワークで再発売されたことがなく、ここ数年、ようやく海外でも、オリジナル・アートワークを使ったCD化がなされるようになってきました。今回は基本的にアメリカ盤の初出盤のジャケットを表1に採用しており、1枚1枚にこめられた制作者の思いを伝えます(一部日本盤、ヨーロッパ盤のジャケットも使用)。
■新規ライナーノーツ
演奏についてと作品解説を簡潔にまとめた新規ライナーノーツを掲載いたします。
■バーンスタインが他に録音・再録音を残さなかった作品多数=ソニー・クラシカルにしかありません
バーンスタインはソニー・クラシカルのあと、1975年から亡くなるまでドイツ・グラモフォンに多数の録音を残していますが、そこでは再録音されなかったレパートリーが多数収録されています。特にポピュラリティの高いオーケストラ曲は、ソニー・クラシカルにしか録音がないものが多数あります。
[6]SICC2166 ロッシーニ&スッペ:序曲集
[9]SICC2169 ベルリオーズ:レクイエム&劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(抜粋)
[16]SICC2177 リスト:ハンガリー狂詩曲第1&4番、エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番 他
[19]SICC2180 ヴェルディ:レクイエム
[20]SICC2182 オッフェンバック:パリの喜び&ビゼー:アルルの女
[21]SICC2183 J.シュトラウス2世:ウィンナ・ワルツ、ポルカ&マーチ集
[26]SICC2188 ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵
[33]SICC2195 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
[34]SICC2196 R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」&祝典前奏曲
[37]SICC2199 ニールセン:交響曲第4番「不滅」&第2番「4つの気質」
[38]SICC2200 バルトーク:管弦楽のための協奏曲
[41]SICC2203 グローフェ:グランド・キャニオン など。
■ピアニスト・バーンスタインとしての魅力を発揮させた名演
ピアニストとしても個性を発揮したバーンスタインですが、やはり永遠の定番ともいうべき「ラプソディ・イン・ブルー」のほか、当時世界最高峰だったアメリカの四重奏団、ジュリアード弦楽四重奏団との室内楽録音は、これらの作品の名盤として必ず挙げられる質の高い演奏です。
[14]SICC2175 シューマン:ピアノ五重奏曲&モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番
[41]SICC2203 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
■作曲者バーンスタインとしての代表作を収録
作曲家としてのバーンスタインのエッセンスを1枚に凝縮した「コンポーザー・ベスト」盤ともいうべき1枚。国内盤は長らくSACDシングルレイヤーのみでのリリースでした。
[47]SICC2209 バーンスタイン:「キャンディード」序曲&ウェスト・サイド・ストーリー~シンフォニック・ダンス 他
■日本初発売音源もあります
バーンスタインのソニー・クラシカル録音はあまりに数が膨大であるがゆえに、LP時代以来、国内盤として発売されていない音源がまだ残されています。その中から今回は2枚セレクト。特にゴルトマルクは存在そのものがあまり知られていない、バーンスタインの中では秘蔵中の秘蔵の名盤。
[22]SICC2184 ゴルトマルク:交響曲第1番「田舎の婚礼」
[42]SICC2204 コープランド:交響曲第3番
■日本初CD化音源もございます
[10]SICC2171 ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」