レニーニ
1957年、ブラジル北東部ペルナンブーコ州レシーフェ生まれ。10代の頃はレッド・ツェッペリンなどのロックに浸かっていたが、10代後半に北東部のサンバ・カンサゥンに目覚める。その後、リオに進出を図り、ヴォーカリスト&ギタリストとして1983年に1stアルバム、1985年に2ndアルバムをリリースする。しかしながら、ヒットにはいたらず、映画やテレビの脚本家として活躍を続けていた。1993年にパーカッショニストのマルコス・スザーノと組んで制作した『魚眼(オーリョ・ヂ・ペイシ)』を発表し、ソングライター/パフォーマーとして注目を集める。1995年にソロとしては実に12年振りとなるアルバム『未知との遭遇の日(O Dis Em Que Faremos Contato)』を発表、本国ブラジルで大ヒットを記録する。この時、37歳、遅咲きの大器として、ブラジル音楽シーンのフロントラインに躍り出た。1997年には初来日が実現し、パワー炸裂のパフォーマンスを披露、大きな話題を呼ぶ。同年に日本盤がリリースされ、こちらも大評判となり、『97年ブラジル・ディスク大賞』の総合2位を獲得、日本での人気も爆発した。その後も1999年には『アンダー・プレッシャー(Na Pressão)』、2002年には『ファランジ・カニバル(falange canibal)』と話題作を発表。1997年以降、1998年、2000年と計3回来日公演も果たしている。