レディ・キム
本名キンバリー・ゾンビック(Kimberly Zombik)。

メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃からダンスのレッスンを受け、バーブラ・ストライザンド主演の「スター誕生」を見て歌うことに興味を覚える。17歳の時に母親に薦められて見たダイアナ・ロス主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」でビリー・ホリデイを知り、一気に魅了される。高校卒業後マサチューセッツ大学の芸術科に入学し、在学中からクラブなどに飛び入り参加し始める。地元で活動を開始した彼女はレゲエ・バンドのヴォーカリストとして活躍。90年から93年にかけてノース・イースト・カレッジ・ツアーに参加、90年には国連ホールで公演されたミュージカル「Hair, For the Next Generation」で主役となり、92年にノーサンプトン芸術センターでのロック・ミュージカル「In the Blood of Black Woman」でも主役に選ばれる。その後も活動の幅を広げてファンクやリズム&ブルース、あるいはジャズ・バンドなどで歌う。97年からはStashというグループで活躍、CD「Cover to Cover」を吹き込んでいる。Stash解散後はメンバーが集まってLive on the Planetというバンドを結成。彼女はこの時から作曲や作詞も手掛けるようになり、インディーズからCDを発表。2001年には「レディ・デイ・アット・エマーソンズ・バー&グリル」のオーディションに志願、ビリー・ホリデイ役に抜擢される。同劇の主役として数回来日を果たしている。