クス・クヮルテット
クス・クヮルテットは1991年 エーベルハルト・フェルツ の提唱によってベルリンにあるハンス・アイスラー音楽院の学生で結成された。現在のメンバー構成は、創設メンバーであるヤーナ・クスとオリヴァー・ヴィレ(共にヴァイオリン)、ウィリアム・コールマン(ヴィオラ)、フェリックス・ニッケル(チェロ)となっている。アルバン・ベルク四重奏団、ラサール・クァルテットのワルター・レヴィン、ピアニストのフェレンツ・ラドスの各氏に師事。

2002年、ドイツ音楽カウンシル賞とハンブルクのムジークレーベン財団賞を受賞。さらに第6回「パオロ・ボルチアーニ賞」国際弦楽四重奏コンクールで優勝。2003年から2004年にかけてヨーロッパ主要都市で演奏会を開催、2005年夏にはザルツブルクン音楽祭、エジンバラ音楽祭、シュヴァルツェンベルク・シューベルティアーデ音楽祭に出演して高い評価を得ている。

2005年、ベルリン郊外で「ディスカヴァー・ザ・ストリング・クァルテット」と名づけたディスカッション・コンサート・シリーズを開開始し、またベルリンのクラブ「カフェ・モスコウ」で他ジャンルのアーティストをゲストに迎えた「クス・プラス」というイヴニング・プログラムも行っている。