鼓童
 太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。



「鼓童」とは、人間にとって基本的なリズム、心臓の「鼓動」から音をとった名前ですが、それは大太鼓の響きこそ母親の胎内で聞いた最初の音、心臓の鼓動に他ならないという啓示からきています。そして「童」のように何ものにもとらわれることなく、無心に太鼓を叩いていきたいという願いがこめられています。



 1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。鼓童は「一つの地球」を活動のテーマに掲げ、言葉や文化の違いを越えた「共感共同体」を随所につくるべく、“ワン・アース・ツアー”という公演活動を行ってきました。一年の1/3を海外、1/3を国内、1/3を本拠地の佐渡で過ごし、これまでに行った公演は42ヶ国2,500回以上にのぼり、世界各地で高い評価を得ています。

 

 近年では、2001年、日本人アーティストとして初めてノルウェー・オスロで開催されたノーベル平和賞コンサート出演、2002FIFA World Cup KOREA/JAPAN TMでは公式アンセム曲への参加やオフィシャル・コンサート出演、2003年に日本で公開された中国映画超大作「HERO」のサウンドトラックへの参加などの実績があります。