フリオ・ボルティオ
本名フリオ・I・ラモス。1977年6月11日プエルト・リコのサントゥルセ生まれ。1991年はじめてのレコーディングとなる作品をDJチクリンやDJステファノらと録音。その後『No Fear 1』という作品に参加、DJステファノやDJゴールディらとともにビデオにも参加する。

 シンガーとしての活動とあわせてボルティオはソングライターとしてもラテンのスーパースター・デュオ、ティト&エクトルの『No Te Hagas Loca』『The Flow 1』『Violencia Musical』といったアルバムに作品を提供し、その知名度をあげていった。

 1997年ラップレゲエ、レゲトンをベースにしたデュオ、カレル&ボルティオを結成。「Si Tu Quieres Mambo」や「En Nadie Confio」、そしてレゲトン・クラシックとなっている「Lo Que Te Gusta」など大ヒットを生み、このデュオはプエルト・リコを代表する存在となった。

 デュオとしての活動休止後もボルティオはシンガーとしてはもちろん、ソングライターとしてもラテン・アーバン・シーンを代表する存在としてその地位を確立。満を持してソロ・デビュー・アルバムとなる本作『Voltage AC』をリリースする。アルバムにはテゴ・カルデロン、ザイオン&レノックス、エイコンといった豪華メンバーが参加し、彼のソロ・デビューに華をそえている。